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【徳島インターハイ2022】ふたば未来の2ペアが準決勝へ!どちらも準々決勝で埼玉栄との激戦を制す!<男子ダブルス>

7月26日に行なわれた徳島インターハイ(吉野川市、徳島市、鳴門市)大会3日目は、個人戦の男子ダブルス、女子ダブルスの1回戦から準々決勝までを実施。それぞれベスト4に進出したペアが決まった。ここでは、男子ダブルスの熱戦をダイジェストでお伝えする。

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【男子ダイジェスト】

団体戦の準々決勝ではダブルスで2敗を喫し、埼玉栄(埼玉)に敗れたふたば未来学園(福島)が、個人戦でその借りを返した。選抜王者で第1シードの岩野滉也/齋藤駿と、その選抜の決勝で同校対決に敗れた第2シードの崎野翔太/谷岡大后が、いずれも準々決勝で埼玉栄との大激戦を制してベスト4進出を決めた。

埼玉栄の大垣空也/沖本優大に対し、第1ゲームを17-13から8連続失点で落とした岩野/齋藤は、第2ゲームの前半も2-9と離される展開に。しかし、「高校最後の試合なので、勝つにしても負けるにしても全力を出しきって終わりたいと思っていた」(齋藤)と、引くことなくじわじわと巻き返していく。第2ゲームを取り返してファイナルゲームへ持ち込むと、両者の執念がぶつかり合うような激しい攻防の末に、22-20で岩野/齋藤が勝利。逆転でベスト4進出を決めた。

ファイナル勝負の接戦をモノにして準決勝の切符をつかんだ、ふたば未来の岩野滉也(右)/齋藤駿

もう一方の崎野/谷岡vs井上誠也/川邊悠陽は、前日の団体戦に続く対戦となった。互いに1ゲームずつをつかみとり、迎えた最終ゲーム。その前半を11-5と大きくリードした崎野/谷岡だったが、埼玉栄ペアに点差を詰められ20オール。ここからマッチポイントが行き来する緊迫のクライマックスを25-23で制し、劇的なリベンジを果たした。

「めっちゃビビってましたけど(笑)、まずは目の前のことに集中しようと思いました」と谷岡。埼玉栄との団体戦では単複で敗れたが、「その悔いを個人戦にぶつけて、同校決勝ができるように頑張ります」と決意を語った。

準々決勝ではファイナルゲーム20オールからの接戦を制した崎野(左)/谷岡

ふたば未来の2ペアは、春夏連続の同校決勝の実現をめざし、最終日(7月28日)は大田隼也/佐々木大樹(高岡第一/富山)との準決勝に臨む。団体で準優勝した高岡第一の大田/佐々木は、昨年の選抜王者。今年の選抜ベスト8の池田真那斗/神山剛輝(東大阪大柏原/大阪)との準々決勝を含め、すべて2-0のストレートで勝ち上がっている。

岩野/齋藤の準決勝の相手は、団体戦で悲願の初優勝を果たした瓊浦(長崎)の柱になった櫻井煌介/南本和哉。選抜では犬嶋宏介/野村波輝(東大阪大柏原/大阪)に敗れてベスト4入りを逃した櫻井/南本だが、今回は同じ相手に同じ準々決勝で逆転勝ちを飾った。団体戦同様、個人戦でも春の結果を覆す快進撃を見せる瓊浦ペアには勢いもあり、好試合が期待される。

団体優勝の瓊浦から櫻井(右)/南本が準決勝に進出。準々決勝を制した勢いで優勝をめざす
昨年の選抜では、1年生ながら全国優勝を経験した高岡第一の大田(左)/佐々木。最後の夏で2回目の栄光をつかみとれるか!?

明日の27日は男女ともに個人シングルスの1回戦から準々決勝までが予定されている。

★男子ダブルスの結果(1回戦~準々決勝/トーナメント表)はこちら

■男子ダブルス・準決勝のカード(7月28日)

岩野滉也/齋藤駿(ふたば未来学園) − 櫻井煌介/南本和哉(瓊浦)

崎野翔太/谷岡大后(ふたば未来学園) − 大田隼也/佐々木大樹(高岡第一)

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/山口奈緒美

写真/菅原淳

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