7月9日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500・クアラルンプール)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本は女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(上写真・左)が準決勝に登場。韓国の鄭ナユン/金ヘジュンと対戦した。韓国ペアは昨季後半から成績を伸ばしており、今年4月の韓国OPでワールドツアー初制覇。力強い攻撃で押し込んでくるペアだが、負けられない志田/松山もスピードを生かした攻撃でポイントを奪取。第1ゲームは15-10のリードから20オールに持ち込まれる展開となったが、落ち着いて対応した日本ペアが相手の連続ミスを誘い24-22で先制する。
第2ゲームに入ると、ペースをつかんだのは志田/松山。6-5から連続ポイントで点差を離すと、16-7。韓国ペアの追い上げもしっかり抑えた日本ペアが、最後は21-13で勝利を飾り決勝進出を決めた。もう一方の山からは、地元マレーシアのタン/ティナーを下した陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が勝ち上がっている。
女子シングルスは、戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)と陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)が準決勝で激突。第1ゲームを陳雨菲(上写真)が21-13で奪うと、第2ゲームもデュースとなった勝負を23-21で勝利。トップランカー対決を陳雨菲が制し、決勝進出を決めた。その決勝は、韓国のエース、アン・セヨンと対戦する。
男子シングルスは、準々決勝でインドネシアのアンソニー・S・ギンティンを破ったチコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア/上写真)が、準決勝で中国の陸光祖(ルゥ・グァンズ)をファイナルゲームの激戦の末に制し、決勝に進出。同じく準決勝のファイナル勝負を勝利した伍家朗(ン・カロン/香港)と優勝を争う。
準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(7月9日)
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔20−22、23−21、21−19〕1●陸光祖(中国)88分
伍家朗(香港)②〔17−21、21−9、21−17〕1●プラノイ・H.S.(インド)64分
▼決勝(7月10日)
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ – 伍家朗
【女子シングルス】
▼準決勝(7月9日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−18、13−21、21−8〕1●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)57分
陳雨菲(中国)②〔21−13、23−21〕0●戴資穎(台湾)39分
▼決勝(7月10日)
アン・セヨン – 陳雨菲
【男子ダブルス】
▼準決勝(7月9日)
セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−19、21−14〕0●王昶/梁偉鏗(中国)37分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−14、19−21、21−10〕1●A・チア/ソー・WY(マレーシア)50分
▼決勝(7月10日)
セティアワン/アッサン – アルディアント/アルフィアン
【女子ダブルス】
▼準決勝(7月9日)
志田千陽/松山奈未②〔24−22、21−13〕0●鄭ナユン/金ヘジュン(韓国)41分
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−10、21−19〕0●タン/ティナー(マレーシア)
▼決勝(7月10日)
志田千陽/松山奈未 – 陳清晨/賈一凡
【混合ダブルス】
▼準決勝(7月9日)
リバルディ/メンタリ(インドネシア)②〔18−21、21−10、21−15〕1●スパク/スピッサラ(タイ)44分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔20−22、21−16、22−20〕1●楊博軒/胡綾芳(台湾)54分
▼決勝(7月10日)
リバルディ/メンタリ − 鄭思維/黄雅瓊
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO