6月30日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(Super750/クアラルンプール)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの山口茜や混合ダブルス3ペアが1回戦で敗退するなど厳しい結果が続く中、桃田賢斗、奥原希望、保木卓朗/小林優吾などがベスト8に勝ち残った。
初戦は相手のキケンによる不戦勝で勝ち上がった男子シングルスの桃田賢斗(上写真)は、香港のベテラン・伍家朗(ン・カロン)と対戦。第1ゲームは11-21で落とし先制を許した桃田だったが、第2ゲームを21-8で奪い返すと、最終ゲームはお互い主導権を譲らぬ展開に。ゲーム終盤まで1点を交互に奪い合うシーソーゲームとなった勝負は、最後に抜け出した桃田が21-18で勝利。準々決勝に駒を進めた。
女子シングルスの奥原希望(上写真)は、アメリカのアイリス・ワンを相手に第1ゲーム23-21の接戦で制すと、続く第2ゲームは5連続得点などで差を広げて2-0のストレート勝利。ベスト8入りを決めた。
男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、3月の全英オープン(Super1000)優勝のマウラナ/フィクリ(インドネシア)との勝負に挑むと、最終ゲームにもつれた接戦を21-19で制して準々決勝へ。女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那もタイペアを2-0で下して2回戦を突破した。
インドネシアOP(Super1000)やタイOP(Super500)で優勝を飾っていた女子ダブルスの志田千陽/松山奈未は、インドネシアのラハユ/ラマダハンティに0-2のストレート負けを喫し、2回戦で敗退。男子シングルスの西本拳太は、インドネシアのジョナタン・クリスティに18本、17本で敗れベスト8入りを逃している。
30日の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(6月30日)
桃田賢斗②〔11−21、21−8、21−18〕1●伍家朗(香港)55 分
西本拳太●0〔18−21、17−21〕②ジョナタン・クリスティ(インドネシア)52分
▼準々決勝(7月1日)
陸光祖(中国) − クンラビット・ビティサラン(タイ)
プラノイ・H.S.(インド) − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
桃田賢斗 – シェサ・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) − アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
▼2回戦(6月30日)
奥原希望②〔23−21、21−18〕0●アイリス・ワン(アメリカ)44分
▼準々決勝(7月1日)
戴資穎(台湾) − プサルラ・V.シンドゥ(インド)
奥原希望 – 陳雨菲(中国)
王祉怡(中国) − リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)
韓悦(中国) − ラチャノック・インタノン(タイ)
【男子ダブルス】
▼2回戦(6月30日)
保木卓朗/小林優吾②〔18−21、21−13、21−19〕1●マウラナ/フィクリ(インドネシア)60分
▼準々決勝(7月1日)
セティアワン/アッサン(インドネシア) − A・チア/ソーWY(マレーシア)
ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア) − 劉雨辰/欧烜屹(中国)VS タンWK/タンKM(マレーシア)の勝者
保木卓朗/小林優吾 – 催率圭/金ワンホ(韓国)
テオEY/オンYS(マレーシア) − アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼2回戦(6月30日)
志田千陽/松山奈未●0〔16−21、15−21〕②ラハユ/ラマドハンティ(インドネシア)35分
松本麻佑/永原和可那②〔21−8、21−13〕0●プティタ/スピッサラ(タイ)31分
▼準々決勝(7月1日)
陳清晨/賈一凡(中国) − ラハユ/ラマダハンティ(インドネシア)
松本麻佑/永原和可那 − チェオン/テオMX(マレーシア)
鄭雨/張殊賢(中国) − スギアルト/ガニ(インドネシア)
杜玥/李汶妹(中国) − ジュン・ナユン/金ヘジョン(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(7月1日)
デチャポル/サプシリー(タイ) − 鄧俊文/謝影雪(香港)
王懿律/黄東萍(中国) − 金ワンホ/ジュン・ナユン(韓国)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − ジケル/デリュー(フランス)
タベリング/ピキ(オランダ) − クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO