6月18日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本勢は3ペアが準決勝に登場。混合ダブルスの渡辺勇大(上写真・左)/東野有紗は、韓国の徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン)との勝負に挑むと、第1ゲームを先制したのが渡辺/東野。21-18でつかみとり、先にプレッシャーをかける。しかし、第2ゲームは韓国ペアが17本で奪い返し、勝負の行方はファイナルゲームに突入。すると、序盤から日本ペアが8連続得点でリードを広げると、そのまま逃げ切って21-15。渡辺/東野が決勝の切符をつかんだ。
女子ダブルスの福島由紀(上写真・左)/廣田彩花は、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)と激突。過去の対戦成績では、6勝1敗と勝ち越している福島/廣田。第1ゲームは9-21で失ったが、第2ゲームを21-14で奪い返すと、最終ゲームは福島/廣田が18オールから3連続ポイントで突き放して勝利。逆転で韓国の強豪ペアを退け、決勝進出を決めた。
もう一つの準決勝では、志田千陽(上写真・右)/松山奈未はタイのジョンコパン/ラウィンダとの勝負に挑む。すると、2019年9月以来の対戦となった相手に、志田/松山がスピードを生かした攻撃でポイントを奪い15本で先制。続く第2ゲームも21-14で抑え込み、志田/松山が準決勝を突破。決勝は日本ペア対決が決まった。
男子シングルスは、ビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)とリー・ジジャ(マレーシア)が準決勝で激突し、アクセルセンがファイナル勝負を23-21で制して決勝へ。もう一つの準決勝は、中国の趙俊鵬(ツァオ・ジュンペン)が、インドのトマス杯優勝に貢献したプラノイ・H.S.を2-0のストレートで下し、Super1000の大会で初の決勝進出を決めている。
18日の準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(6月18日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔19−21、21−11、23−21〕1●リー・ジジャ(マレーシア)70分
趙俊鵬(中国)②〔21−16、21−15〕0●プラノイ・H.S.(インド)40分
▼決勝(6月19日)
ビクター・アクセルセン – 趙俊鵬
【女子シングルス】
▼準決勝(6月18日)
王祉怡(中国)②〔21−15、21−10〕0●何冰嬌(中国)42分
戴資穎(台湾)②〔10−21、26−24、21−12〕1●陳雨菲(中国)69分
▼決勝(6月19日)
王祉怡 – 戴資穎
【男子ダブルス】
▼準決勝(6月18日)
劉雨辰/欧烜屹(中国)②〔21−18、21−13〕0●A・チア/ソー・WY(マレーシア)38分
催率圭/金ワンホ(韓国)②〔13−21、21−12、21−18〕1●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)68分
▼決勝(6月19日)
劉雨辰/欧烜屹 − 催率圭/金ワンホ
【女子ダブルス】
▼準決勝(6月18日)
志田千陽/松山奈未②〔21−15、21−14〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)42分
福島由紀/廣田彩花②〔9−21、21−14、21−18〕1●李紹希/申昇瓚(韓国)68分
▼決勝(6月19日)
志田千陽/松山奈未 – 福島由紀/廣田彩花
【混合ダブルス】
▼準決勝(6月18日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、17−21、21−15〕1●徐承宰/蔡侑玎(韓国)69分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−6、21−14〕0●王懿律/黄東萍(中国)33分
▼決勝(6月19日)
渡辺勇大/東野有紗 – 鄭思維/黄雅瓊
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO