6月17日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(上写真・手前)は、フランスのジケル/デリューと対戦。世界ランキングを10位に上げてきている成長株に対して、渡辺/東野は第1ゲームを22-24で失う展開。しかし、第2ゲームを立て直して11本で抑えると、最終ゲームも21-13でフランスペアを制して勝利。渡辺/東野が逆転勝ちで準決勝に駒を進めた。
女子ダブルスは福島由紀(上写真・左)/廣田彩花、志田千陽/松山奈未がそれぞれ勝利を飾った。志田/松山は中国の杜玥(ドゥ・ユェ)/李汶妹(リー・ウェンメイ)との第1ゲーム、11-10から点差を広げて21-14で先制。第2ゲームは11-4とリードした場面から相手に追い上げられる展開となったが、最後は22-20で振り切り、志田/松山がベスト4入りを果たした。福島/廣田は韓国ペアと1時間の勝負となったが、第1ゲームを21−18で制すと、第2ゲームは21-9で退けて準決勝に進出している。
女子シングルスの山口茜(上写真)と奥原希望は、ともに中国選手に敗戦。山口は5月のユーバー杯でも活躍した王祉怡(ワン・ジーイ)に、奥原は陳雨菲(チェン・ユーフェイ)にそれぞれ0-2のストレート負け。ベスト8に終わっている。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、デンマークのアストルップ/ラスムセンにファイナル勝負の末に敗戦。準々決勝となった。
17日の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(6月17日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−13、19−21、21−9〕1●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)67分
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−18、16−21、22−20〕1●ロー・ケンイゥ(シンガポール)65分
プラノイ・H.S.(インド)②〔21−14、21−12〕0●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)40分
趙俊鵬(中国)②〔21−14、17−21、21−11〕1●李卓耀(香港)59分
▼準決勝(6月18日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) − リー・ジジャ(マレーシア)
趙俊鵬(中国) − プラノイ・H.S.(インド)
【女子シングルス】
▼準々決勝(6月17日)
王祉怡(中国)②〔21−19、21−14〕0●山口茜43分
何冰嬌(中国)②〔15−21、21−17、21−14〕1●アン・セヨン(韓国)69分
陳雨菲(中国)②〔21−16、21−10〕0●奥原希望37分
戴資穎(台湾)②〔21−13、21−13〕0●リーネ・カエスフェルト(デンマーク)37分
▼準決勝(6月18日)
王祉怡(中国) − 何冰嬌(中国)
陳雨菲(中国) − 戴資穎(台湾)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(6月17日)
催率圭/金ワンホ(韓国)②〔16−21、21−13、21−18〕1●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)61分
アストルップ/ラスムセン(デンマーク)②〔21−17、16−21、21−14〕1●保木卓朗/小林優吾63分
A・チア/ソー・WY(マレーシア)②〔14−21、21−12、22−20〕1●クスマワルダナ/ランビタン(インドネシア)56分
劉雨辰/欧烜屹(中国)②〔21−18、21−18〕0●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)45分
▼準決勝(6月18日)
A・チア/ソー・WY(マレーシア) − 劉雨辰/欧烜屹(中国)
アストルップ/ラスムセン(デンマーク) − 催率圭/金ワンホ(韓国)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(6月17日)
志田千陽/松山奈未②〔21−14、22−20〕0●杜玥/李汶妹(中国)51分
福島由紀/廣田彩花②〔21−18、21−9〕0●ジュン・ナユン/金ヘジョン(韓国)60分
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−14、21−19〕0●ラハユ/ラマダハンティ(インドネシア)52分
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)②〔21−19、21−15〕0●陳清晨/賈一凡(中国)59分
▼準決勝(6月18日)
志田千陽/松山奈未 – ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
福島由紀/廣田彩花 − 李紹希/申昇瓚(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(6月17日)
渡辺勇大/東野有紗②〔22−24、21−11、21−13〕1●ジケル/デリュー(フランス)69分
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−16、21−17〕0●フーPR/トーEW(マレーシア)35分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−18、14−21、21−17〕1●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)62分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−12、21−14〕0●チェンTJ/V・シオウ(マレーシア)33分
▼準決勝(6月18日)
渡辺勇大/東野有紗 – 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
王懿律/黄東萍(中国) − 鄭思維/黄雅瓊(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO