6月16日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP（ジャカルタ／Super1000）3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
4種目で2回戦に勝ち上がった日本勢は、女子シングルスの山口茜、奥原希望（上写真）が準々決勝に勝ち進んだ。山口は髙橋沙也加との同国対決となったが、第1ゲームを山口が奪った後の第2ゲーム途中で髙橋がキケン。山口が白星を手にして2回戦を突破した。奥原は、タイ期待の若手選手との対戦となり、第1ゲームを21-16で先制。第2ゲームも8本に抑えて勝利をつかみとった。
女子ダブルスも志田千陽（上写真・左）／松山奈未、福島由紀／廣田彩花がベスト8に進出した。中国の若手ペアとの対戦となった志田／松山は、第1ゲーム17本で先制すると、続く第2ゲームも21-15で勝利。2-0のストレート勝ちで貫禄を示し、準々決勝に進んだ。福島／廣田はマレーシアの成長株ペアと対戦し、こちらも2-0のストレート勝ち。第1ゲームこそ21-19と接戦になったが、第2ゲームは15-12から6連続得点を奪って2回戦を突破した。
混合ダブルスの渡辺勇大（上写真・右）／東野有紗は、マレーシアペアと対戦。第1ゲーム21-17で制した渡辺／東野は、第2ゲームも主導権を譲らず21-12で勝利。準々決勝に勝ち進んだ。男子ダブルスは保木卓朗／小林優吾が1時間の接戦を勝利したものの、古賀輝／齋藤太一はマレーシアペアに0-2で敗れた。
海外勢ではシード選手らが苦戦。東京オリンピック・男子ダブルス金メダルの王齊麟（ワン・チーリン）／李洋（リーヤン／台湾）は、世界ランク16位のインドネシアペアにファイナル勝負の末に敗戦。女子シングルスはキャロリーナ・マリーン（スペイン）が、中国の若手・王祉怡（ワン・ジーイ）に0-2のストレートで屈して2回戦敗退となった。男子シングルスのジョナタン・クリスティ（インドネシア）も中国の若手、趙俊鵬（ツァオ・ジュンペン）に1-2で敗れている。
16日の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【女子シングルス】
▼2回戦（6月16日）
山口茜○〔21−11、5−1、キケン〕●髙橋沙也加
奥原希望②〔21−16、21−8〕０●ピッタヤポン・チャイワン（インドネシア）
▼準々決勝（6月17日）
山口茜 – 王祉怡（中国）
アン・セヨン（韓国） − 何冰嬌（中国）
奥原希望 – 陳雨菲（中国）
戴資穎（台湾） − リーネ・カエスフェルト（デンマーク）
【男子ダブルス】
▼2回戦（6月16日）
保木卓朗／小林優吾②〔21−11、14−21、21−19〕１●テオEY／オンYS（マレーシア）60分
古賀輝／齋藤太一●０〔12−21、18−21〕②催率圭／金ワンホ（韓国）38分
▼準々決勝（6月17日）
徐承宰／カン・ミンヒュク（韓国） − 催率圭／金ワンホ（韓国）
保木卓朗／小林優吾 − アストルップ／ラスムセン（デンマーク）
A・チア／ソー・WY（マレーシア） − クスマワルダナ／ランビタン（インドネシア）
劉雨辰／欧烜屹（中国） − アルディアント／アルフィアン（インドネシア）
【女子ダブルス】
▼2回戦（6月16日）
志田千陽／松山奈未②〔21−17、21−15〕０●劉玄炫／夏玉婷（中国）49分
福島由紀／廣田彩花②〔21−19、21−12〕０●タン／ティナー（マレーシア）
▼準々決勝（6月17日）
志田千陽／松山奈未 – 杜玥／李汶妹（中国）
福島由紀／廣田彩花 − ジュン・ナユン／金ヘジョン（韓国）
李紹希／申昇瓚（韓国） − ラハユ／ラマダハンティ（インドネシア）
陳清晨／賈一凡（中国） − ジョンコパン／ラウィンダ（タイ）
【混合ダブルス】
▼2回戦（6月16日）
渡辺勇大／東野有紗②〔21−17、21−12〕０●スーンJV／ゴーLY（マレーシア）
▼準々決勝（6月17日）
渡辺勇大／東野有紗 – ジケル／デリュー（フランス）
フーPR／トーEW（マレーシア） − 徐承宰／蔡侑玎（韓国）
クリスチャンセン／ボエ（デンマーク） − 鄭思維／黄雅瓊（中国）
王懿律／黄東萍（中国） − チェンTJ／V・シオン（マレーシア）
【男子シングルス】
▼準々決勝（6月17日）
ビクター・アクセルセン（デンマーク） − アンソニー・S・ギンティン（インドネシア）
ロー・ケンイゥ（シンガポール） − リー・ジジャ（マレーシア）
プラノイ・H.S.（インド） − ラスムス・ゲンケ（デンマーク）
趙俊鵬（中国） − 李卓耀（香港）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／BADMINTONPHOTO