6月14日に開幕したBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)は、大会初日に各種目1回戦の半分が行なわれた。日本からはA代表選手が参戦。全英OP以来となるSuper1000の大会で、それぞれが強敵と熱戦をくり広げている。
女子シングルスは、世界女王の山口茜(上写真)と髙橋沙也加が登場。山口はデンマークのミア・ブリックフェルトを2-0のストレートで退けると、髙橋もアメリカのベイウェン・ツァンを相手に16本、14本のストレートで快勝。ともに初戦を突破したことにより、二人は2回戦で激突することが決まった。
女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(上写真・左)は、デンマークペアに第1ゲームこそ21-14で制したが、第2ゲームは接戦を展開。20-18と先にマッチポイントを握ったが、相手にカウンターを決められ20オールに。苦しい流れとなったが、最後は冷静に相手の攻撃をしのいだ志田/松山が2連続ポイントを奪い、24-22で勝利。2回戦進出を決めた。
男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾がインドペアに2-0で圧勝。古賀輝/齋藤太一も、世界ランク13位のドイツペアを破って初戦を突破した。混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、フランスのベテランペアと接戦となりファイナル勝負までもつれたが、最後は21-15で抑えて初戦を勝ち抜いている。
男子シングルスは常山幹太、西本拳太がともに0-2のストレートで敗戦。常山は世界ランク1位のビクター・アクセルセン(デンマーク)に抑え込まれ、西本は中国の若手選手と1時間近い熱戦となったが、最後は失速して初戦突破ならず。また、混合ダブルスの金子祐樹/松友美佐紀は、マレーシアの若手ペアに0-2で敗れている。
海外選手では、女子シングルスのプサルラ・V.シンドゥ(インド)が、中国の何冰嬌(へ・ビンジャオ)に敗戦。混合ダブルスの第1シード、タイのデチャポル/サプシリーもマレーシアペアにファイナル勝負の末に敗れ、初戦で姿を消している。
14日の結果、15日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(6月14日)
常山幹太●0〔8−21、4−21〕②ビクター・アクセルセン(デンマーク)32分
西本拳太●0〔18−21、13−21〕②陸光祖(中国)57分
▼1回戦(6月15日)
桃田賢斗 – ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
【女子シングルス】
▼1回戦(6月14日)
山口茜②〔21−15、21−18〕0●ミア・ブリックフェルト(デンマーク)41分
髙橋沙也加②〔21−16、21−14〕0●ベイウェン・ツァン(アメリカ)32分
▼1回戦(6月15日)
奥原希望 – 白馭珀(台湾)
【男子ダブルス】
▼1回戦(6月14日)
古賀輝/齋藤太一②〔21−18、22−20〕0●ラムスフス/ザイデル(ドイツ)47分
保木卓朗/小林優吾②〔21−8、21−11〕0●アットリ/レッディ(インド)26分
▼1回戦(6月15日)
竹内義憲/松居圭一郎 – アルジュン/カピラ(インド)
【女子ダブルス】
▼1回戦(6月14日)
志田千陽/松山奈未②〔21−14、24−22〕0●フィネ・イプセン/スロー(デンマーク)48分
▼1回戦(6月15日)
中西貴映/岩永鈴 – G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)
福島由紀/廣田彩花 – B・アイムサード/N・アイムサード(タイ)
松本麻佑/永原和可那 – ラハユ/ラマダハンティ(インドネシア)
【混合ダブルス】
▼1回戦(6月14日)
渡辺勇大/東野有紗②〔27−25、21−23、21−15〕1●タベリング/ピキ(オランダ)65分
金子祐樹/松友美佐紀●0〔14−21、19−21〕②フーPR/トーEW(マレーシア)31分
▼1回戦(6月15日)
山下恭平/篠谷菜留 – 高成炫/嚴恵媛(韓国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO