5月24日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれたタイOP(Super500)のポイントが加算され、各種目の順位&ポイントの変動があった。ここではダブルス3種目を紹介する。
【男子ダブルス】
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男子ダブルスは11万ポイント超えのギデオン/スカムルヨ(インドネシア)が1位をキープ。タイOPで優勝を果たした保木卓朗(上写真・左)/小林優吾が、長く2位を守ってきたセティアワン/アッサン(インドネシア)を抜いて、自己最高位の2位に浮上した。ただし、その差はわずか155ポイント。東京オリンピック金メダルの王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン/台湾)も10万ポイント台にいるなど、気の抜けない戦いが続く。
そのほかの順位に変動はなく。6位はマレーシアのアーロン・チア/ソー・ウィーイク、インドネシアのアルディアント/アルフィアン、8位はインドのトマス杯優勝に貢献したシェティ/ランキレッディが並ぶ。
日本勢は、トマス杯メンバーの古賀輝/齋藤太一が22位、竹内義憲/松居圭一郎が1ランクアップの30位。52位につける小野寺雅之/岡村洋輝は、28日に開幕する日本ランキングサーキット大会に出場予定。社会人として初の国内タイトルをねらう。
【女子ダブルス】
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上位陣に変動なく、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が11万ポイント超えで1位を守る。2位は李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)の韓国ペアが続く。さらに、4位の福島由紀/廣田彩花までが10万ポイント超え。タイOP準優勝の松本麻佑(上写真・右)/永原和可那は5位と順位は守ったが、早く10万ポイントに乗せたいところだ。タイOP決勝で松本/永原を倒して頂点に立った志田千陽/松山奈未は7位。順位は変わらないが、ポイントは加えている。
なお、日本ランキングサーキット大会には、松本と永原がそれぞれ所属チームの若手と組んでエントリーしている。
【混合ダブルス】
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上位選手らはタイOPのポイントを加算したものの、順位に大きな変動はなし。11万ポイント超えのデチャポル/サプシリー(タイ)、鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)を、渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)の3、4位ペアが追う。
日本勢2番手は16位の金子祐樹/松友美佐紀。3番手の山下恭平/篠谷菜留が、タイOPベスト8のポイントを加えて2ランクアップの31位に浮上。金子/松友との差はまだ大きいが、着実にポイントを加えている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO