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【トマス杯】
前日の準々決勝では、マレーシアを破って42年ぶりにト杯の準決勝進出を決めたインド。対するデンマークは、予選リーグで若手中心の中国を下し、準々決勝でも韓国との接戦をモノにして勝ち上がってきた。
第1シングルスは、世界ランキングでインドのトップに立つ若手ホープ、ラクシャ・センと、世界ランク1位のビクター・アクセルセン(上写真)が激突。この勝負は、経験豊富なアクセルセンが2-0で快勝し、まずはデンマークが先制ポイントをつかむ。
続く第1ダブルスは、インドの世界ランク8位・シェティ/ランキレッディと、ペアを組み替えて臨むクリスチャンセン/アストルップの勝負に。すると、実力拮抗の両ペアは互いに1ゲームずつを取り合い、勝負の行方はファイナルゲームへ。ここでも主導権を譲らない戦いとなったが、20オールとなった接戦をインドペアが抜け出して勝利。1-1で第2シングルスにつなぐ。
その第2シングルスは、スリカンス・キダムビとアンダース・アントンセンが激突。ここまで2勝2敗と波に乗れないアントンセンに対し、スリカンスは予選リーグから4連勝中。勢いのあるスリカンスがファイナル勝負を21-15で制し、インドが逆転に成功した。
第2ダブルスは、実績があまりないインドペアを、デンマークのラスムセン/ソガードが一蹴。第3シングルスにもつれると、ここで会心の勝利を手にしたのはインドのプラノイ・H.S.だ。準々決勝のマレーシア戦でも、チームを準決勝に導く勝利を飾った男が、世界ランク13位のラスムス・ゲンケにファイナルゲームの末に勝利。インドがデンマークを3-2で破り、トマス杯初の決勝進出を決めた。
▼準決勝(5月13日)
インド 3-2 デンマーク
MS1●ラクシャ・セン●0〔13−21、13−21〕②ビクター・アクセルセン49分
MD1○シェティ/ランキレッディ②〔21−18、21−23、22−20〕1●クリスチャンセン/アストルップ(デンマーク)78分
MS2○スリカンス・キダムビ②〔21−18、12−21、21−15〕1●アンダース・アントンセン80分
MD2ガラガ/パンジャラ●0〔14−21、13−21〕②ラスムセン/ソガード39分
MS3プラノイ・H.S.②〔13−21、21−9、21−12〕1●ラスムス・ゲンケ73分
インドネシア 3−2 日本
※日本戦の詳細は こちら
▼決勝(5月15日)
インドネシア − インド
【ユーバー杯】
地元タイと前回女王の中国が激突した準決勝。4年前のユ杯では、同じ会場でタイが中国を破って決勝に進出しており、ここまで来ればどちらが勝ってもおかしくない状況だ。
第1シングルスは、中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/上写真)に対して、タイはラチャノック・インタノンで勝負。すると第1ゲーム、17オールから先に抜け出したのが陳雨菲。21-18に抑えて第2ゲームに入ると、ペースを握った陳雨菲がそのまま押し切って勝利をつかむ。
先勝した中国は、続く第1ダブルスに登場した陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)が、タイのジョンコパン/ラウィンダに第1ゲームを奪われる展開も、第2ゲームを21-13、最終ゲームも15本で取り返し2-1で勝利。これで流れをつかんだ中国は、予選リーグから4連勝中の何冰嬌(へ・ビンジャオ)が、ポンパウィ・チョチュウォンを2-0で完封。付け入る隙を与えなかった中国が3-0でタイを破り、決勝進出を決めた。
▼準決勝(5月13日)
中国 3-0 タイ
WS1陳雨菲②〔21−18、21−12〕0●ラチャノック・インタノン47分
WD1陳清晨/賈一凡②〔17−21、21−13、21−15〕1●ジョンコパン/ラウィンダ74分
WS2何冰嬌②〔21−15、21−15〕0●ポンパウィ・チョチュウォン45分
韓国 3-0 日本
※日本戦の詳細は こちら
▼決勝(5月14日)
中国 − 韓国
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO