5月12日に開催されたバドミントンの世界一を決める国・地域別対抗戦トマス杯&ユーバー杯2022(タイ・バンコク)5日目は、男子ト杯、女子ユ杯ともに決勝トーナメントを実施。日本女子は台湾との準々決勝に挑み、3-0で勝利を飾ってベスト4進出を決めた。
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前日の予選リーグ・インドネシア戦では、第1シングルスの山口茜(上写真)が0-2で思わぬ敗戦を喫したが、仕切り直しで臨んだ準々決勝ではそのエースがしっかり役割を果たした。
台湾の絶対的支柱である戴資穎(タイ・ツーイン)との対戦に挑んだ山口は、第1ゲームを21-10で先制。スピードで相手を押してプレッシャーをかける。しかし、第2ゲームは戴資穎が巻き返し、19本で競り勝ってファイナル勝負に持ち込んだ。
1-1に戻された山口だが「昨日よりも迷わず思いっきりできた」と、ファイナルゲームもミスを怖れずに打ち込んでいく。中盤まで競った展開となるも、そこから山口が連続得点で18-13とすると、戴資穎の終盤の追い上げを振り切って21-19で勝利。エース対決を制して、第1ダブルスにつなげる。
その第1ダブルスは、福島由紀(上写真・右)/廣田彩花が登場。第1ゲームこそ19-21で落としたが、第2ゲーム以降はしっかり修正した。21-7で奪い返す福島/廣田が、続く最終ゲームも主導権を握って白星を獲得。第2シングルスに起用された奥原希望もファイナルゲームとなった勝負を21-9で制し、日本が3-0で勝利。前回大会に続き、日本が準決勝へと駒を進めた。
ユーバー杯・決勝トーナメント
▼準々決勝(5月12日)
日本(A組1位)3-0 台湾(B組2位)
WS1○山口茜②〔21−10、19−21、21−19〕1●戴資穎56分
WD1○福島由紀/廣田彩花②〔19−21、21−7、21−14〕1●許雅晴/リン74分
WS2○奥原希望②〔15−21、21−13、21−9〕1●許玟琪57分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO