4月30日から開催されていた関西学生春季リーグ戦は、5月10日、大阪市内の千島体育館にて男子1部の最終戦などが行われた。
1〜3部のそれぞれに8チームが参加し、3年ぶりに繰り広げられた春の陣。各部とも2つのブロックに分かれて1次リーグを実施し、両ブロックの1・2位が上位リーグへ、3・4位が下位リーグへ進出、その結果によって最終順位が決まる。
男子1部は、過去10年間の春季リーグ(開催8回)で6回優勝している龍谷大と、2018年にその龍谷大から王座を奪った関西学院大が最終戦で激突した。チームとしては両者とも1次リーグからここまで全勝だったが、試合を個別に見てもわずか一つしか落としていない関学に対し、計5敗していた龍谷。より勢いがあるのは関学かとも思いきや、龍谷が1ゲームも与えることなく3試合で決着をつけた。
この一方的な勝利の流れを作ったのは第1シングルスだろう。龍谷の主将・川原怜也は第1ゲームで豊口竜一朗に20-15とゲームポイントを握られたが、そこから一気に7ポイントを連取。前半のピンチを脱して調子を上げると、続く萩原祐希も田中一成に第2ゲーム22-20と競り勝った。最後を締めくくったのは、今大会負けなしの西大輝と宇治夢登。2日前に20季連続Vを果たした女子に負けじと、龍谷が西の王者としての存在を強くアピールした。
【男子1部】
優勝:龍谷大
2位:関西学院大
3位:天理大
4位:京都産業大
5位:立命館大
6位:甲南大
7位:大阪成蹊大
8位:同志社大
【男子2部】
1位:大阪体育大
2位:近畿大
3位:関西大
4位:神戸学院大
5位:大阪産業大
6位:大阪経済大
7位:摂南大
8位:大阪教育大
文・写真/山口奈緒美