4月30日に開幕した関西学生春季リーグ戦は、5月8日に立命館大学茨木キャンパスOICアリーナにて女子が一足先に最終戦を迎えた。
1〜3部にそれぞれ8チームが参加する関西学生リーグは、まずは4チームずつ2つのブロックに分かれて1次リーグを実施。両ブロックの1・2位が上位リーグへ、3・4位が下位リーグへ進んで最終的な順位を決定する。
女子1部は、Aブロックから龍谷大と同志社大が、Bブロックから立命館大と京都産業大が上位リーグへ進出。昨年の秋季リーグで19季連続優勝を果たしている龍谷大は、Bブロック2位の京都産業大を5-0で下して全勝のまま本日の最終戦に臨んだ。相手はBブロック1位の立命館大。上位リーグ初戦で同志社大がこの立命館大に勝ったため、龍谷・立命館・同志社の3つが1敗で並ぶ可能性もあるという緊迫した終盤戦だ。
そのためには龍谷に勝たなくてはならなかった立命館が、第1シングルスの近藤七帆と第1ダブルスの坂中琴音/兒玉亜依の勝利で2-1と王手をかける。しかしここからは龍谷大が危なげのない巻き返しを見せた。第2ダブルスの植村理央/中出すみれが寺尾奈津実/大辻野乃葉を、さらには第3シングルスの小方里羽が兒玉亜依を大きく突き放してストレート勝ち。龍谷大が春・秋を通じたリーグ連覇を『20』に伸ばした。
【女子1部】
優勝:龍谷大
2位:同志社大
3位:立命館大
4位:京都産業大
5位:関西学院大
6位:甲南大
7位:天理大
8位:関西大
取材・文/山口奈緒美
写真/早浪章弘