4月29日に開催されたアジア選手権(フィリピン・マニラ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。5種目で準々決勝に勝ち進んだ日本勢。準決勝には混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗、女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴、福島由紀/廣田彩花が勝ち進んだ。
3日目の結果は こちら
混合ダブルスの渡辺(上写真・左)/東野は、マレーシアペアを2-0で下した。第1ゲームこそ21-18と接戦でつかみとったが、第2ゲームは10連続ポイントなどで突き放して快勝。30分のスピード決着でベスト4進出を決めた。準々決勝に勝ち進んでいた金子祐樹/松友美佐紀は中国ペアに、山下恭平/篠谷菜留はインドネシアペアにそれぞれ0-2のストレート負けを喫している。
女子シングルスは、山口茜(上写真)がタイのポンパウィ・チョチュウォンに2-1で競り勝った。第1ゲームを9-21で失った山口だったが、第2ゲーム21-15で取り返すと、最終ゲームは17本で制して逆転勝利を飾り、準々決勝を突破した。アン・セヨン(韓国)と対戦した髙橋沙也加は15本、11本で抑えられてベスト4進出はならなかった。
女子ダブルスは、中西(上写真・右)/岩永が世界ランク2位の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン/韓国)から金星を奪取。最終ゲームにもつれた戦いは中西/岩永が21-15でモノにし、1時間近い熱戦を制して準決勝に駒を進めた。福島由紀/廣田彩花は、マレーシアの若手ペアとの勝負をファイナルゲーム16本で制しベスト4進出を決めている。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、インドネシアペアとの接戦に敗れてベスト8を逃した。
29日の結果、30日の準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(4月29日)
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−13、21−11〕0●常山幹太36分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔22−20、23−21〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)47分
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔21−17、21−14〕0●李詩灃(中国)42分
翁泓陽(中国)②〔21−13、16−21、21−11〕1●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)60分
▼準決勝(4月30日)
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ – ジョナタン・クリスティ
リー・ジジャ − 翁泓陽
【女子シングルス】
▼準々決勝(4月29日)
プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔21−9、13−21、21−19〕1●何冰嬌(中国)76分
王祉怡(中国)②〔21−19、21−9〕0●シュー・ウェンチ(台湾)34分
山口茜②〔9−21、21−15、21−17〕1●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)55分
アン・セヨン(韓国)②〔21−15、21−11〕0●髙橋沙也加30分
▼準決勝(4月30日)
山口茜 – プサルラ・V.シンドゥ
王祉怡 – アン・セヨン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(4月29日)
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔12−21、21−14、21−16〕1●シェティ/ランキレッディ(インド)53分
ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)②〔21−19、21−14〕0●譚強/任翔宇(中国)33分
クスマワルダナ/ラムビタン(インドネシア)②〔21−15、19−21、21−19〕1●保木卓朗/小林優吾63分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−16、21−16〕0●ティーKW/マンWC(マレーシア)28分
▼準決勝(4月30日)
ゴーSF/N・イズッディン – A・チア/ソーWY
クスマワルダナ/ラムビタン − アルディアント/アルフィアン
【女子ダブルス】
▼準々決勝(4月29日)
中西貴映/岩永鈴②〔21−23、21−15、21−15〕1●李紹希/申昇瓚(韓国)58分
福島由紀/廣田彩花②〔14−21、21−19、21−16〕1●タン/ティナー(マレーシア)68分
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−15、21−19〕0●志田千陽/松山奈未41分
杜玥/李汶妹(中国)②〔21−10、21−12〕0●ラマドハンティ/スギアルト(インドネシア)36分
▼準決勝(4月30日)
陳清晨/賈一凡 – 杜玥/李汶妹
中西貴映/岩永鈴 – 福島由紀/廣田彩花
【混合ダブルス】
▼準々決勝(4月29日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−10、22−20〕0●金子祐樹/松友美佐紀32分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、21−5〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)30分
ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−17、22−20〕0●山下恭平/篠谷菜留39分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−13、21−11〕0●リバルディ/メンタリ(インドネシア)29分
▼準決勝(4月30日)
渡辺勇大/東野有紗 − 王懿律/黄東萍(中国)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/アジア連盟