4月27日に開催されたアジア選手権(フィリピン・マニラ)2日目は、男女シングルス、女子ダブルスの1回戦が行なわれた。
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女子シングルスは、世界女王の山口茜(上写真)がインド選手を2-0のストレートで下し、2回戦に進出。髙橋沙也加もファイナルゲームとなった試合を制して1回戦を突破した。奥原希望は第1ゲームを失ったあとに途中棄権。大堀彩は中国のトップランカー、何冰嬌(へ・ビンジャオ/中国)と接戦を繰り広げたが、最終ゲームは失速して敗戦を喫している。
男子シングルスでは、常山幹太、西本拳太、渡邉航貴の3選手が白星を獲得。2回戦進出を果たした。同大会2連覇中の桃田賢斗(上写真)は、インドネシア選手を相手に第1ゲームを奪ったものの、第2、3ゲームを取られ逆転負け。今大会のディフェンディングチャンピオンが初戦で姿を消した。
3ペアが登場した女子ダブルスは、それぞれ勝利を飾り2回戦に進んだ。全英優勝の志田千陽/松山奈未は、地元フィリピンのペアを下して初戦をクリア。3月の全英OPで約半年ぶりの実戦復帰を果たした福島由紀/廣田彩花は、第1ゲームを23-25で奪われたが、その後は10本、10本に抑え、国際大会で久々の勝利をつかみとった。中西貴映/岩永鈴(上写真・右)も、マレーシアペアを2-0で退けて2回戦に進んだ。
27日の結果、28日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(4月27日)
桃田賢斗●1〔21−17、17−21、7−21〕②チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)62分
渡邉航貴②〔21−18、21−14〕0●ドミトリ・パナリン(カザフスタン)30分
常山幹太②〔11−21、21−14、21−17〕1●雷蘭晞(中国)61分
西本拳太②〔16−21、21−17、21−14〕1●アドゥルラチ・ナムクル(タイ)53分
▼2回戦(4月28日)
渡邉航貴 – ロー・ケンイゥ(シンガポール)
常山幹太 – グエン・ティエンミン(ベトナム)
西本拳太 – アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(4月27日)
山口茜②〔21−15、21−9〕0●アーカルシ・カシャップ(インド)26分
大堀彩●1〔21−18、13−21、13−21〕②何冰嬌(中国)53分
奥原希望●〔18−21、キケン〕○ザ・タール・トゥザール(ミャンマー)
髙橋沙也加②〔16−21、21−17、21−16〕1●グエン・トゥイリー(ベトナム)46分
▼2回戦(4月28日)
山口茜 – コマング・アユ・カヤ・デウィ(インドネシア)
髙橋沙也加 – イェオ・ジャミン(シンガポール)
【女子ダブルス】
▼1回戦(4月27日)
志田千陽/松山奈未②〔21−6、21−11〕0●インラヨ/ラモス(フィリピン)27分
福島由紀/廣田彩花②〔23−25、21−10、21−10〕1●プスピタ・サリ/ロセ(インドネシア)55分
中西貴映/岩永鈴②〔21−19、21−13〕0●ロー/シオウ(マレーシア)34分
▼2回戦(4月28日)
中西貴映/岩永鈴 – ディン/ファム(ベトナム)
福島由紀/廣田彩花 – チャシニー/ジェニチャ(タイ)
志田千陽/松山奈未 − 吳芷柔/ツァン(香港)
【男子ダブルス】
▼2回戦(4月28日)
古賀輝/齋藤太一 – シェティ/ランキレッディ(インド)
保木卓朗/小林優吾 – ヒー/ロー(シンガポール)
【混合ダブルス】
▼2回戦(4月28日)
金子祐樹/松友美佐紀 – ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
山下恭平/篠谷菜留 – 張德正/吳詠瑢(香港)
渡辺勇大/東野有紗 – ヒー/タン(シンガポール)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/アジア連盟