ヨネックス株式会社は「ARCSABER11(アークセイバー11)」を進化させた上級者・選手層向けバドミントンラケット「ARCSABER11 PR0」を3月上旬に発売する。
同ラケットは、2013年に発売以来、多くの競技者が愛用しているロングセラーARCSABER11の進化系ラケット。従来品のARCSABER11の特徴である球持ちと打球感のよさを進化させ、より精密にコースをねらえるコントロール性を実現している。
フレームには球持ちと面安定性を高めるために2種類の新断面形状を採用。フレーム上下は剛性の高い“溝あり”の断面形状にすることで、面安定性がアップしている。スウィートエリアとなるフレームサイドは、しなり、たわみといった断面変位が起きやすいように“溝なし”の形状を採用したことで、球持ちが向上。ジョイント部には剛性、強度の高い素材「T−アンカー」を使用し、打球時のブレを抑えている。
フレームトップには、「 T−アンカー」を配合した連続グロメット「 CONTROL −ASSIST BUMPER (コントロールアシストバンパー)」を搭載し、面安定性がアップ。 さらに、ゴムのような大きな伸びと素早い戻り性能があるエラストマー素材を用いた「 POCKETING BOOSTER (ポケッティングブースター)」を上級者の打球ポイントに合わせて、効果の大きいフレームトップに搭載。球持ちと球の出が向上した。
これら技術により、ショットのバラつきが減少。球持ちを高める接触時間、スマッシュの威力がアップし、精密にねらえるコントロール性能とパワーショットを生み出す。同ラケットは、混合ダブルス世界ランキング1位のサプシリー・タエラッタナチャイ(タイ)が使用予定だ。
文/バドミントン・マガジン編集部(ヨネックスのリリースを基に作成)