9月4日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会最終日に各種目決勝戦が行なわれた。ここでは、決勝で熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
ジャパンOP
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渡辺勇大(左)/東野有紗
XD決勝:デチャポル/サプシリー(タイ)に1-2で敗戦。
−−試合を振り返って
東野 2ゲーム目の20-19で、自分がサービスで勝負にいっておけばよかったという思いでいっぱいです。ショートサービス(の調子)がよかったので、ショートサービスでいけばよかったんですけど、相手を追い込んでラリーをしようと思ったのがうまくいかなかったです。
渡辺 悪くなかったので、できることはやったという印象です。(後ろで振り回されているように見えたが)抑えるとこは抑えられていたし、その場面で不利になっていたわけではないです。我慢勝負で相手の方が強かったと思います。
――ファイナルゲームの前半で相手に走られてしまった要因は?
渡辺 向こうがスピードを上げてきて、このゲームを取りきるぞという気持ちが僕らより強かったという結果だと思います。
――改善したいところは?
渡辺 1回休んで考えます。
――ジャパンオープンの準優勝の結果について
東野 今までジャパンオープンではベスト8で止まっていて、決勝の舞台に立てなかった。(初めての決勝で)日本の皆さんの前で結果を残したかったです。でも、最後の最後の部分で硬くなってしまったという部分があるので、そこでもう1回自分たちのプレーをすることを意識してやれたら、結果につながったのではないかなと思います。
――日本のジュニア選手などの憧れの舞台を戦ってみて
渡辺 どんな大会でも決勝の舞台に立つというのはすごいこと。でも、どんな大会でも結果を残したくて、僕らはやっています。そうである以上、負けてしまっては……。(準優勝にも)価値はありますけど、優勝の方がさらに価値が高い。そういうところをめざしてやっていると再確認できました。悔しいと思えたことは、僕にとってうれしいことです。
――次はデンマーク、パリの欧州遠征
東野 1回リセットして休んで、またイチから練習を積んで、デンマーク、フランスでは本当に優勝できるように頑張っていきたいです。
渡辺 また次があるので。一度気を抜きます。自分たちもトップをめざしている中で、相手もトップをめざしている。ここまでこれたことは評価できると思うので、メディアの皆さんに評価してほしいです。多分、西本さんや茜ちゃんは(この後)勝つと思いますけど、2位もすごいんだぞと、ちゃんと伝えてほしいです(笑)。もちろん、優勝の方がすごいので、優勝の方を大きく扱ってもらえればいいですけど(2位の)僕らもまあまあすごいので、理解してほしいです(笑)。
――2週間、日本で大会が続く中、最後まで戦えたことの意味は?
渡辺 去年のデンマーク、フランスでは2週連続で優勝していますし、今までにないわけではないです。もちろん、勝ち続けたいと思って、決勝の舞台に2週連続で残れたのは素晴らしいことだと思います。繰り返しになりますけど、メディアの皆さんには、それを評価してほしいと思います。
取材・構成/平野貴也
写真/毛受亮介