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「雰囲気にのまれてすべてを出し切れなかった」(水井ひらり) 全日本総合バドミントン2021 決勝/選手コメント6

第75回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)は12月30日の最終日、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの決勝戦が行なわれた。下記は女子シングルス準優勝の水井ひらり(NTT東日本)のコメント。

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水井ひらり(NTT東日本)

決勝結果:奥原希望(太陽ホールディングス)に0-2で敗戦

初めての決勝で向かっていくだけでしたが、小さいころから見ている大会ですし、お客さんも多く雰囲気にのまれたというか、緊張してすべてを出し切れませんでした。日本一を決める格式のある大会ということを、あまり感じないようにしようと思ったんですが。

たとえば奥原さんのカットに対しても、ふだん一緒に練習しているときなら捕れてラリーにもなるんですが、力が入って動き出しが遅れてしまったり、簡単なミスをしたり、点数を欲しがってねらいすぎるとアウトになったり……。高校以来の対戦で、そのときよりはラリーができるようになりましたが、11点ずつという結果を受け入れてしっかり練習し、向き合っていきたいと思います。

母(水井妃佐子さん)からは「誰でもこの大会にかけているし、誰でも緊張する。最後は気持ち」と言われていましたが、実力も気持ちもまだまだ。母はこの大会でたくさん優勝していて、小さいころはそのすごさがわかりませんでしたが、決勝に進んでやっとわかりました。

取材・構成/楊 順行

写真/バドミントン・マガジン編集部

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