第75回全日本総合バドミントン選手権（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）は12月30日の最終日、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの決勝戦が行なわれた。女子ダブルスは、宮浦玲奈／保原彩夏（ヨネックス）が優勝。下記は優勝後の記者会見でのコメント。
宮浦玲奈（右）＆保原彩夏
（ヨネックス）
決勝結果：櫻本絢子／鈴木陽向（ヨネックス／NTT東日本）に2-0で勝利
――試合を振り返って
保原 同じチームメートで、手の内を知り合う櫻本先輩が相手の一人。どうプレーするかより、いかに最初から自分たちのプレーを出すかを意識しました。
宮浦 そんな中、二人で攻める姿勢を崩さずにいけたのがよかったです。
――勝因は？
保原 私たちはスピードを上げていきたいタイプ。A代表の櫻本先輩はレシーブが硬く、なかなか決めさせてくれないのですが、速く攻め続けることを意識したことが勝因だったかなと思います。
宮浦 途中から櫻本が、普段、前衛が多い私を後ろで打つように配球してくる場面もあったんです。でも、しっかりシャトルを相手コートに入れて、二人のコンビネーションを崩さず、プレーできました。
――2021年を振り返って
宮浦 去年の総合は2回戦負け。以来、二人で絶対にＢ代表に入るんだという気持ちでやってきました。私たちは、いいときは明るく前向きなんですが、ダメなときは、簡単にミスで連続失点してしまう。それじゃダメだと本当にしぶとく、どんな球でもしっかり足を使うことを意識してきました。
――保原さんにとって、2016年世界ジュニアで優勝したパートナー松山奈未選手（2021年ワールドツアーファイナルズ準優勝）はどんな存在か
保原 ライバルというか、私は早く追いつきたいという気持ちしかありません。松山が（国際大会で）優勝するたび、すごいなという気持ちはありますが、常に悔しいな、自分はまだここなのにという気持ちも。Ａ代表に早く上がって、松山に追いつきたいです。
――今後の目標は
保原 今回優勝したので、次の大会で簡単に負けてしまっては意味がありません。今後も勝ち続けられるように頑張りたいです。
宮浦 これからも厳しく練習に取り組み、日本のなかでも世界のなかでも勝っていける選手になりたいです。
取材・構成／鈴木快美、バドミントン・マガジン編集部
写真／バドミントン・マガジン編集部