小学生の日本一を決める『第30回全国小学生選手権』（福島県／宝来屋 郡山総合体育館、須賀川アリーナ）は29日、大会最終日を迎え、個人戦の５・６年生以下男女シングルス・ダブルスの準々決勝から決勝が行なわれた。ここでは、６年生以下女子シングルス・ダブルスの優勝者コメントと結果を紹介する。
【６年生以下・女子シングルス】
優勝 阿波芽衣咲（岡垣Jr.・福岡）
「出発前に、全小に出られないチームメートが応援の言葉をかけてくれたので、リードされても諦めずに、みんなの思いを背負って戦うことができました。決勝は、３連覇（※）をしたいという気持ちを強く持って、最後まで自分のプレーをやり切れてよかったです。自分のいい所はねばりですが、攻めることを意識して練習から頑張ってきました。全小を３連覇した人は数えるくらいしかいないので、とてもうれしいです。これからも自分に負けずに努力し続けて、将来はオリンピックの金メダリストになりたいです」
■結果（29日）
▶準々決勝
阿波芽衣咲（岡垣Jr.・福岡） ２－０ 松戸 海（鹿児島飛翔・鹿児島）
芳賀凜歩（石巻C.・宮城） ２－１ 中沢莉子（プライドJr・栃木）
小林佳依（佐用BJC・兵庫） ２－０ 佐藤心彩（GPWJr.・福島）
上野優寿（立川バドスポ少・山形） ２－１ 原口倖歩（鹿児島飛翔・鹿児島）
▶準決勝
阿波芽衣咲 ２－０ 芳賀凜歩
小林佳依 ２－０ 上野優寿
▶決勝
阿波芽衣咲②〔21-13、21-15〕0●小林佳依
（※）日本小学生バドミントン連盟の取り決めにより、連覇記録は昨年度の代替大会を含む
【６年生以下・女子ダブルス】
優勝 青山ひかり（左）／髙玉幸佳（ハルトノ・茨城）
青山（左）「４年生からずっと出ている全小で初めて優勝できてとてもうれしいです。ペアは組んで１年くらい。二人ともスマッシュが得意で、そこを伸ばしたり、苦手だったレシーブを強化してきました。今大会は、その成果を出せたと思います。決勝はすごく競ったのですが、落ち着いてスマッシュとかレシーブをしていけたのがよかったです」
髙玉（右）「私は初めての全国大会です。決勝は最初は緊張したけれど、コーチに言われた『笑顔でやること』や、団体戦の時に言われた『のびのびとやる』ことを意識してやれた。チームのみんなにかけてもらった応援の言葉も思い出して、頑張ることができました。ペアを組んで１年でここまでこられてうれしいです」
■結果（29日）
▶準々決勝
薗田優奈／渡邉杏梨（青梅Jr.・東京） ２－０ 岡田和奏／川上紗矢（おろちC.・島根）
横路昊和／馬場結渚（川内Jr.・鹿児島） ２－１ 佐藤もも音／渡部友里乃（横倉Jr.・宮城）
青山ひかり／髙玉幸佳（ハルトノ・茨城） ２－０ 髙地凜愛／大嶋彩知那（足羽Jr.・福井）
吉野羽都希／梅澤唯花（練馬アドバンス・東京） ２－０ 本間莉緒／岩本花（小野Jr．・新潟）
▶準決勝
薗田優奈／渡邉杏梨 ２－０ 横路昊和／馬場結渚
青山ひかり／髙玉幸佳 ２－０ 吉野羽都希／梅澤唯花
▶決勝
青山ひかり／髙玉幸佳 ②〔14-21、21-13、21-15〕1●薗田優奈／渡邉杏梨
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取材・文／バドミントン・マガジン編集部
写真／川口洋邦