小野菜保&福本真恵七が1時間を超える熱戦を制してベスト4入り!福島由紀&杉村南美も準決勝に進出!【全日本総合バドミントン2021】<女子ダブルス準々決勝結果>

日本の頂点をかけて争われる第75回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。世界選手権(スペイン・ウエルバ)に出場した日本代表選手らは不参加となったが、国内の各カテゴリーのトップ選手らが集結。日本一をめざして白熱した戦いを繰り広げている。ここでは、各種目のダイジェストを紹介する。

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【女子ダブルス】

第1シードの福島由紀(上写真・右)/杉村南美(丸杉)は、本田恵利奈/清水望(北海道バーバリアンズR.S.C./昭和電工マテリアルズ)に勝利。21-19、21-18とスコアは競ったが、ストレートで勝ちきった。ただ、杉村に右足首をひねるアクシデントがあったのが気になるところ。福島は試合後、「明日どうするかは足首の状態次第です」とコメントした。

福島/杉村の対戦相手となるのは、宮浦玲奈(上写真・右)/保原彩夏(ヨネックス)。準々決勝では、快進撃を続けてきた大澤陽奈/石川心菜(青森山田高)にストレート勝ち。前へ前へと果敢に攻めてくる高校生ペアのショットを落ち着いてさばき、ラリーを制していった。試合後は、「めざしているのは優勝です!」(宮浦)とキッパリ。すぐそこにある頂点を見据えている。

女子ダブルス唯一のファイナルゲーム、1時間15分を超える激闘となったのが、小野菜保(上写真・右)/福本真恵七(再春館製薬所)vs大竹望月/髙橋美優(日本ユニシス)。小野が左利き、髙橋が左利きということで、ラリーはセンターからクロスが多め。目まぐるしく動きながら長いラリーが続く、タフな戦いだった。

第1ゲームは24-22で大竹/髙橋。最後の一本で長い長いラリーを落とした小野/福本だったが、気持ちを落とさなかった。ねばりのレシーブと鍛え上げたフットワークで、第2ゲームを21-17で奪取。最後まで動き続けた小野/福本が、ファイナルゲーム21-7で勝利をつかみ取った。「試合が長くなれば負けない、相手より足が止まらない自信があったので、長くは感じませんでした」(小野)、「(足に対する自信は)普段みんなで妥協せずトレーニングをやっているから。コーチには『世界一の練習をやっているから』と言われています」(福本)と頼もしいコメントを残した。

準決勝で小野/福本と対戦するのは、櫻本絢子(上写真・左)/鈴木陽向(ヨネックス/NTT東日本)。準々決勝では高校卒1年目の社会人ペア、廣上瑠依/加藤佑奈(再春館製薬所)にストレート勝利。大会1週間前に結成したペアが、快進撃を続けている。「3試合目で、ようやく自分たちのペースでできました。先を見すぎず、1試合1試合に集中できたことがベスト4につながったかなと。ここまで来たら、多くてあと2試合。優勝めざして頑張ります」と櫻本。小野/福本との左右ペア対決、どんなラリー展開になるのか楽しみだ。

▼準決勝

福島由紀/杉村南美(丸杉) − 宮浦玲奈/保原彩夏(ヨネックス)

櫻本絢子/鈴木陽向(ヨネックス/NTT東日本) − 小野菜保/福本真恵七(再春館製薬所)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2021/12/28
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