小学生の日本一を決める『第30回全国小学生選手権』が、12月26日に開幕(福島県/宝来屋 郡山総合体育館、須賀川アリーナ)。2年ぶりに開催された大会2日目の27日は、都道府県対抗の男女団体戦(1複2単)の準々決勝から決勝が行なわれた。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えする。
【女子ダイジェスト】
準々決勝のうち3試合が第2単までもつれるなど、熱戦の多かった女子団体。その中で頂点に立ったのは鹿児島だった。鹿児島はU13ジュニアナショナルメンバーの原口倖歩と松戸海の2枚看板を軸に決勝に進出。愛知との準々決勝、そして茨城との準決勝も二人が白星をつかみ、優勝まであと1勝と迫った。
そこに立ちはだかったのは、強豪・東京。若葉カップ優勝の立役者となった青梅ジュニアの薗田優奈/渡邉杏梨と、シングルスの皆川恵茉を中心に2-0を重ねて勝ち上がってきた。その東京に対して鹿児島はダブルスの横路昊和/馬場結渚が接戦の末に敗れたものの、再びシングルス陣が踏ん張る。第1シングルスの原口が皆川を12本、13本に抑えて白星を奪うと、第2シングルスの松戸も奮起。伴野碧唯とのファイナル勝負を21-17で制し、鹿児島が13年ぶりの優勝をつかみ取った。
<女子団体結果>※27日の結果
▶準々決勝
兵庫 2-1 宮城
東京 2-0 神奈川
鹿児島 2-1 愛知
茨城 2-1 福島A
▶準決勝
東京 2-0 兵庫
薗田優奈/渡邉杏梨 ②〔21-17、21-18〕0● 中島彩寧/大歳真乃奏
皆川恵茉②〔21-10、21-9〕0●宇草柿乃
鹿児島 2-1 茨城
野元あい/白田絢音●0〔11-21、16-21〕②青山ひかり/髙玉幸佳
原口倖歩②〔21-10、21-8〕0●前田未和
松戸 海②〔19-21、21-9、21-19〕1●前野和実
▶決勝
鹿児島 2-1 東京
横路昊和/馬場結渚●1〔21-19、13-21、11-21〕②薗田優奈/渡邉杏梨
原口倖歩②〔21-12、21-13〕0●皆川恵茉
松戸 海②〔17-21、21-18、21-17〕1●伴野碧唯
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/井出秀人