日本の頂点をかけて争われる第75回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。世界選手権(スペイン・ウエルバ)に出場した日本代表選手らは不参加となったが、国内の各カテゴリーのトップ選手らが集結。日本一をめざして白熱した戦いを繰り広げている。ここでは、各種目のダイジェストを紹介する。
【混合ダブルス】
昨年準優勝の第1シード、西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)が棄権。優勝候補がコートに立つことなく大会を去った。西川/尾﨑と同じ混合ダブルス日本B代表、緑川大輝(上写真・左)/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)は、第2シードのため今日の2回戦が初戦。インターバルでは笑顔でコミュニケーションを取りながら、コートでは磨き上げたプレーを披露。わずか24分で勝負を決めた。緑川は、夕方に行なわれた男子ダブルスでも勝利。2種目でベスト8進出を果たしている。
もう1ペアの日本B代表、山田尚輝/池内萌絵(日本体育大/七十七銀行)は、1回戦に続いてストレート勝利。準々決勝では、緑川/齋藤と山田/池内が激突。大会4日目にして、優勝のチャンスをつかみ取るための大一番を迎える。
2回戦で唯一、ファイナルゲームとなったのが、浦井唯行/清水望(丸杉/昭和電工マテリアルズ)vs西大輝/生木萌果(龍谷大)。社会人ペアを倒して勝ち上がった西/生木が、第1ゲームを先取。しかし、元・混合ダブルスB代表の浦井を相手に逃げきれず。大学生ペアのベスト8入りはならなかった。
▼準々決勝
三上楓/石澤未夢(三菱自動車京都/PLENTY GLOBAL LINX) − 市川和洋/加藤美幸(ジェイテクト/ACT SAIKYO)
仁平澄也/朝倉みなみ(NTT東日本) − 荒井大輝/石橋麻美子(金沢学院クラブ/昭和電工マテリアルズ)
浦井唯行/清水望(丸杉/昭和電工マテリアルズ) − 権藤公平/重田美空(ジェイテクト/ACT SAIKYO)
山田尚輝/池内萌絵(日本体育大/七十七銀行) − 緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳