日本の頂点をかけて争われる第75回全日本総合バドミントン選手権（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）2日目は、各種目1回戦が行なわれた。世界選手権（スペイン・ウエルバ）に出場した日本代表選手らは不参加となったが、国内の各カテゴリーのトップ選手らが集結。日本一をめざして白熱した戦いを繰り広げている。ここでは、各種目のダイジェストを紹介する。
【女子シングルス】
女子シングルスの注目選手は、東京オリンピック代表、そして大会3連覇をねらう奥原希望だ。9月以降の国際大会はケガの影響で出場を見送っており、今回の総合は久々の実戦の場。「本当に公式戦が久しぶりで、楽しみ半分、不安も半分という感じ」という中で戦った1回戦は、奥原が高校生の猿川優香（八代白百合学園高校）を2-0で封じ、まずは初戦を突破。2回戦はインカレ女子シングルス3位の実力者・栗原あかり（筑波大）と対戦する。
このほか、シード組の髙橋明日香（ヨネックス）、水井ひらり（NTT東日本）、下田菜都美（広島ガス）も順当に勝利を飾ったほか、齋藤栞（ACT SAIKYO）、川上紗恵奈（北都銀行）なども2-0のストレート勝利で2回戦に進出。過去には日本一を経験している佐藤冴香（ヨネックス）も、NTT東日本の中静朱里を21−14、22−20で下し、白星スタートを切っている。
▼1回戦（12月26日）
奥原希望（太陽ホールディングス）②〔21-11、21-12〕0●猿川優香（八代白百合学園高）
栗原あかり（筑波大）②〔21-7、21-14〕0●小西春七（丸杉）
大家夏稀（NTT東日本）②〔21-5、21-8〕0●奥幸那（明誠学院高教職員）
齋藤栞（ACT SAIKYO）②〔21-12、21-15〕0●古川佳奈（丸杉）
川上紗恵奈（北都銀行）②〔21-14、21-18〕0●吉川天乃（倉敷中央高）
佐藤冴香（ヨネックス）②〔21-14、22-20〕0●中静朱里（NTT東日本）
池内萌絵（七十七銀行）②〔21-17、13-21、21-12〕1●金廣美希（再春館製薬所）
下田菜都美（広島ガス）②〔21-7、21-14〕0●舛木さくら（作新学院高）
水井ひらり（NTT東日本）②〔21-14、21-8〕0●内田美羽（法政大）
溝口なつめ（筑波大）②〔19-21、21-19、21-19〕1●林樂（ACT SAIKYO）
鈴木温子（丸杉）②〔21-15、21-18〕0●正田捺実（明治大）
髙橋美優（日本ユニシス）②〔23-21、21-12〕0●久湊菜々（岡崎城西高）
仁平菜月（トナミ運輸）②〔10-21、21-14、21-14〕1●水津愛美（柳井商工高）
郡司莉子（再春館製薬所）②〔21-14、21-14〕0●矢﨑月子（山陰合同銀行）
香山未帆（日本ユニシス）②〔21-16、21-15〕0●佐川智香（筑波大）
髙橋明日香（ヨネックス）②〔21-19、21-15〕0●明地陽菜（柳井商工高）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原淳