日本の頂点をかけて争われる第75回全日本総合バドミントン選手権（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）2日目は、各種目1回戦が行なわれた。世界選手権（スペイン・ウエルバ）に出場した日本代表選手らは不参加となったが、国内の各カテゴリーのトップ選手らが集結。日本一をめざして白熱した戦いを繰り広げている。ここでは、各種目のダイジェストを紹介する。
【男子シングルス】
日本A代表選手などが不参加となり、混迷を極めている男子シングルス。その中で第1シードに入った古賀穂（NTT東日本／上写真）は、高校王者の森口航士朗（埼玉栄高）と対戦。第1ゲームを古賀が21-10で奪うと、続く第2ゲームも15本に抑えて2-0勝利。貫禄を見せて2回戦に進出した。
このほか、シードの奈良岡功大（IMG）、小野寺裕介（日本ユニシス）などが2-0で制して初戦を突破。その二人と同じ日本B代表の下農走（トナミ運輸）、田中湧士（日本大）も勝利。田中は常山明良（三菱自動車京都）とファイナル勝負にもつれた戦いをモノにしている。
社会人選手らが順当に白星をつかむ中、第3シードに入った坂井一将（金沢学院クラブ）は、トナミ運輸の高橋洸士に敗戦。15本、15本で敗れ、2回戦進出を逃した。
▼1回戦結果
古賀穂（NTT東日本）②〔21-10、21-15〕0●森口航士朗（埼玉栄高）
内野陽太（金沢学院大）②〔21-16、13-21、21-16〕1●岩野滉也（ふたば未来学園高）
嶺岸洸（法政大）②〔22-20、10-21、21-19〕1●百上拓海（明治大）
田中湧士（日本大）②〔21-19、18-21、21-9〕1●常山明良（三菱自動車京都）
下農走（トナミ運輸）②〔21-7、21-17〕0●小野寺達彦（淑徳巣鴨中高教職員）
秦野陸（トナミ運輸）②〔21-5、21-17〕0●宮下怜（埼玉栄高）
菊地裕太（東北マークス）②〔21-19、21-11〕0●野田統馬（日本体育大）
小野寺裕介（日本ユニシス）②〔21-13、21-9〕0●齋藤駿（ふたば未来学園高）
高橋洸士（トナミ運輸）②〔21-15、21-15〕0●坂井一将（金沢学院クラブ）
武井凜生（ふたば未来学園高）②〔18-21、22-20、21-18〕1●牧野桂大（日立情報通信エンジニアリング）
小本翔太（日立情報通信エンジニアリング）②〔21-11、21-15〕0●加藤太基（JR北海道）
大林拓真（早稲田大）②〔21-15、21-9〕0●藤原圭祐（ジェイテクト）
五十嵐優（日本ユニシス）②〔21-15、21-10〕0●藤井湧也（宇部興産）
竹内宏気（丸杉）②〔21-17、21-13〕0●緑川大輝（早稲田大）
川本拓真（日本ユニシス）②〔21-13、19-21、21-18〕1●小本大佑（NTT東日本）
奈良岡功大（IMG）②〔21-10、21-8〕0●原口拓巳（自由ヶ丘高教職員）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原淳