ケガを克服し、大林拓真が2年ぶりに本戦出場!【全日本総合バドミントン2021】<初日>

バドミントンの日本一を決める「第75回全日本総合選手権」が、12月25日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕した。今年は世界選手権に出場した日本代表選手の欠場となっているが、各年代のトップ選手が集結し、日本王者の座を争う。各種目とも決勝は12月30日(木)。

大会初日は、各種目の予選が実施され、熱戦を勝ち抜いた選手・ペアが本戦出場を決めている。

男子シングルスでは、昨年の全日本総合の10日前に左アキレス腱断裂の大ケガを負った大林拓真(早稲田大)が2年ぶりとなる総合の本戦出場を決めた。2020年は大学2年生ながら日本B代表に選ばれるなど次世代のシングルスプレーヤーとして期待は高い。今年10月のインカレでは3回戦敗退だったため総合本戦入りの権利を得られなかった大林だが、「総合に出られることに感謝してプレーした」と予選を突破。「調子も悪くない。明日からの本戦も一戦一戦楽しんで、その先に優勝のチャンスも出てくると思う」と明日からの意気込みを語った。

また、女子シングルスでは高校2年生の吉川天乃(倉敷中央高)が2試合を勝ち上がって、本戦入りを決めた。吉川は中原鈴(倉敷中央高3年)と組んだダブルスでも予選を勝ち上がって本戦入りを果たした。

予選を通過した選手・ペアは以下の通り。

【男子シングルス】

大林拓真(早稲田大)、内野陽太(金沢学院大)、武井凛生(ふたば未来学園高)、川本拓真(日本ユニシス)、藤原圭祐(ジェイテクト)、竹内宏気(丸杉)、菊地裕太(東北マークス)、加藤太基(JR北海道)、藤井湧也(宇部興産)

【女子シングルス】

猿川優香(八代白百合学園高)、矢﨑月子(山陰合同銀行)、溝口なつめ(筑波大)、中静朱里(NTT東日本)、金廣美希(再春館製薬所)、古川佳奈(丸杉)、吉川天乃(倉敷中央高)、小西春七(丸杉)

【男子ダブルス】

武藤映樹/菊池海聖(敬和学園大)、西田陽耶/目崎駿太郎(トナミ運輸)、仁平澄也/山田尚輝(NTT東日本/日本体育大)、内田裕太郎/三上楓(三菱自動車京都)、竹内宏気/小川桂汰(丸杉/三重県スポーツ協会)、西豊/中島拓哉(TOKYO.N.B.C)、奥優汰/荒井颯太(高岡第一高)、小林晃/宮嶋航太郎(ジェイテクト)、田中湧士/日野滋斗(日本大)、後藤拓人/田中孝志朗(浪岡高)、山澤直貴/本田大樹(コンサドーレ)、鈴木大裕/髙橋歩夢(東北マークス)、小倉由嵩/福嶋友朗(ヨネックス/旭工芸)

【女子ダブルス】

櫻本絢子/鈴木陽向(ヨネックス/NTT東日本)、清水望/本田恵利奈(昭和電工マテリアルズ/北海道バーバリアンズR.S.C)、小野菜保/福本真恵七(再春館製薬所)、重田美空/水津優衣(ACT SAIKYO)※以上のペアは予選の試合なく本戦入り

中村麻裕/今井優歩(ACT SAIKYO)、廣上瑠依/加藤佑奈(再春館製薬所)、香山未帆/大澤佳歩(日本ユニシス)、猿川優香/千北梨花子(八代白百合学園高)、曽根夏姫/小松ゆい(北都銀行)、中出すみれ/押見綾奈(富山国際大付高)、鈴木咲貴/杉山未来(百十四銀行/昭和電工マテリアルズ)、中原鈴/吉川天乃(倉敷中央高)、石橋麻美子/佐藤杏(昭和電工マテリアルズ)、毛利未佳/重信萌夏(七十七銀行)、山本綺音/佐々木真奈(敬和学園大)、山藤千彩/志波寿奈(広島ガス)、矢﨑月子/髙崎夏実(山陰合同銀行)

【混合ダブルス】

山田尚輝/池内萌絵(日本体育大/七十七銀行)、小林晃/小野菜保(ジェイテクト/再春館製薬所)、仁平澄也/朝倉みなみ(NTT東日本)、宮嶋航太郎/今井優歩(ジェイテクト/ACT SAIKYO)、西谷春樹/佐藤杏(三菱自動車京都/昭和電工マテリアルズ)※以上のペアは予選の試合なく本戦入り

酒井健登/井上洸(大同特殊鋼/東海興業)、三上楓/石澤未夢(三菱自動車京都/PLENTY GLOBAL LINX)、家壽多慶太/植村理央(龍谷大)、遠藤彩斗/上杉杏(明治大)、武井優太/正田捺実(明治大)、江藤佑太/小川星実(日本体育大)、桐田和樹/水津優衣(宇部興産/ACT SAIKYO)、竹内宏気/今井莉子(丸杉)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2021/12/25
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