12月21日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。12月12日〜19日までスペイン・ウエルバで開催された世界選手権の結果が反映され、各種目の順位やポイントに変動があった。ここでは、男女シングルスのランキングを紹介する。
【男子シングルス】
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世界選手権では初戦負けを喫したビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)だが、ランキングに大きな影響はなく、11万ポイント越えで1位をキープ。同大会を欠場した桃田賢斗も2位に位置しており、3位のアンダース・アントンセン(デンマーク)、4位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)と上位陣は前週と変わらなかった。
世界選手権で準優勝を飾ったスリカンス・キダムビ(インド)は、4ランクアップして10位。初戦でアクセルセンを退けてそのまま世界一に輝いたロー・ケンイゥ(シンガポール)が、一気に7ランクアップで15位に浮上した。
日本勢は世界選手権上位陣のあおりを食らう形で、常山幹太が1ランクダウンの12位、西本拳太は2ランクダウンの19位。渡邉航貴も3ランクダウンしたが、ポイントは加算されている。
【女子シングルス】
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世界選手権優勝の山口茜(上写真)が、1万3000ポイントを加算。1ランクアップの2位に浮上した。東京オリンピック金メダルの陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)を上回り、世界選手権決勝の舞台で戦った戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)とは3651ポイント差。長く世界ランク1位を守る女王の背中が見えてきた。
4位は世界選手権ベスト8のアン・セヨン(韓国)。奥原希望(5位)、キャロリーナ・マリーン(6位/スペイン)と国際大会を欠場中の選手が続く。世界選手権に出場した日本勢は、髙橋沙也加が13位、大堀彩が24位と順位は変わっていない。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO