1月22日に行なわれたBWFワールドツアー・トヨタタイOP(Super1000/バンコク)4日目は、各種目の準々決勝が行なわれた。
世界ランク上位選手らが準々決勝に勝ち残った女子シングルス。注目カード、ラチャノック・インタノン(タイ)とプサルラ・V.シンドゥ(インド)の対決は、インタノンが2-0のストレートで勝利を奪い、準決勝進出を決めた。前週タイOP優勝のキャロリーナ・マリーン(スペイン)は、トルコ選手を34分で退けてベスト4入り。戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)はミッシェル・リー(カナダ)を2-1で退け、アン・セヨン(韓国/上写真)は地元タイ選手を2-0で制して準決勝へ。アン・セヨン、マリーン、戴資穎は、ヨネックスタイOPに続き2大会連続でベスト4入りを決めている。
男子シングルスは、台湾対決となった周天成(チョウ・ティエンチェン)と王子維(ワン・ツーウェイ)の勝負を、周天成が勝利。2大会連続でベスト4に進出した。前週タイOPで1回戦負けを喫している世界ランク3位のアンダース・アントンセン(デンマーク/上写真)は、インド選手との81分の激闘を制して4強入り。このほか、ビクター・アクセルセン、ハンス・K・S・ヴィテンフスも勝利をつかみ、デンマークの3選手が上位を占めている。
男子ダブルスは2019年世界王者・セティアワン/アッサン(インドネシア)や、ヨネックスタイOP優勝の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン/台湾)が準々決勝をクリア。インドの若手、シェティ/ランキレッディもマレーシアペアを下してベスト4進出を決めた。
女子ダブルスは、韓国の金昭英(キム・ソヨン/上写真・右)/孔熙容(コン・ヒヨン)、李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)2ペアが勝利。2週連続優勝をねらうポリイ/ラハユ(インドネシア)も、白星をつかみ準決勝に勝ち進んだ。混合ダブルスは前週優勝のデチャポル/サプシリー(タイ)がベスト4進出を決めたほか、男子ダブルスでも準決勝に進んでいるランキレッディが、ポンナッパとのペアで4強に進出している。
準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(1月22日)
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−13、19−21、22−20〕1●サミール・バラマ(インド)81分
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−16、21−15〕0●リュウ・ダレン(マレーシア)41分
周天成(台湾)②〔21−16、21−16〕0●王子維(台湾)52分
H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)②〔20−22、21−12、21−19〕1●李卓耀(香港)77分
▼準決勝(1月23日)
ビクター・アクセルセン – 周天成
アンダース・アントンセン – H・K・S・ヴィテンフス
【女子シングルス】
▼準々決勝(1月22日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−15、21−18〕0●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)44分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−13、21−9〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)38分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−6、21−15〕0●ネスリハン・イギット(トルコ)34分
戴資穎(台湾)②〔18−21、21−13、21−11〕1●ミシェル・リー(カナダ)48分
▼準決勝(1月23日)
戴資穎 – ラチャノック・インタノン
キャロリーナ・マリーン − アン・セヨン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(1月22日)
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−18、24−22〕0●テオEY/オンYS(マレーシア)37分
セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−14、21−13〕0●レーン/ベンディ(イングランド)29分
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔21−16、21−13〕0●ゴーVS/タンWK(マレーシア)35分
王齊麟/李洋(台湾)②〔21−14、21−12〕0●ラムスフス/ザイデル(ドイツ)32分
▼準決勝(1月23日)
シェティ/ランキレッディ – A・チア/ソーWY
セティアワン/アッサン – 王齊麟/李洋
【女子ダブルス】
▼準々決勝(1月22日)
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−13、21−16〕0●フー/ヤップCM(マレーシア)44分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−17、21−13〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)50分
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−9、21−17〕0●ボエ/ポールセン(デンマーク)40分
チョウMK/リーMY(マレーシア)②〔22−20、21−12〕0●ティーナ/タン(マレーシア)50分
▼準決勝(1月23日)
ポリイ/ラハユ – 李紹希/申昇瓚
金昭英/孔熙容 − チョウMK/リーMY
【混合ダブルス】
▼準々決勝(1月22日)
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔27−29、21−15、21−9〕1●高成炫/嚴惠媛(韓国)70分
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔24−22、21−18〕0●スパク/スピッサラ(タイ)44分
フーPR/チアYS(マレーシア)②〔12−21、21−19、21−19〕1●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)68分
ランキレッディ/ポンナッパ(インド)②〔18−21、24−22、22−20〕1●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)75分
▼準決勝(1月23日)
デチャポル/サプシリー – シェティ/ランキレッディ
徐承宰/蔡侑玎 − フーPR/チアYS
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO