12月18日に開催されたBWF世界選手権2021(スペイン・ウエルバ)7日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは試合を終えた選手たちのコメントを紹介する。
WD:松本麻佑/永原和可那(左)
準決勝は陳清晨/賈一凡(中国)に15−21、12−21で敗戦
――試合を終えて、率直な感想は
松本 今回は、永原の肩の状態が100パーセントではない中でここまで上がってこれた。それについては、自分たちの経験としてよかったと思います。でも、今日の試合は、肩の状態というのは関係ない展開が多かったので、課題が残る試合になりました。
――中国ペアに対しての作戦プランはあったか
永原 相手ペアはサービス場面や低い展開がすごく強い。今回は、私が強い球をあまり打てないので、大きな展開で戦おうと思っていました。1ゲーム目は相手がそれを嫌がっていたけど、最後まで(自分たちが)我慢しきれなかったのがもったいなかったと思います。
――ケガがある中で、この結果はどう受け止めているか。満足があるのか、それとも悔しさが強いのか
永原 この大会に100パーセントで臨めなかったことについては、松本に申し訳なかったなと思います。でも、私が(強い球を)打てない分、松本がすごいカバーをしてくれたから、ここまで勝ち上がることができたと思っています。そこは二人として、今までにない形で勝ち上がれたので、よかったです。
でも、最後の試合を戦って、肩の状況ではなく、自分たちがまだまだ未完成だと思うことがあったので、やっぱり悔しい負けになりました。満足というよりは、パフォーマンスが戻ったとしても、まだ課題があると感じた大会になりました。
構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO