12月15日に開催されたBWF世界選手権2021(スペイン・ウエルバ)4日目は、各種目2回戦が行なわれた。
女子シングルスは第2シードの山口茜(上写真)が緒戦に登場。リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)との勝負は、第1ゲーム13本、第2ゲームも15本に抑えて勝利。相手を寄せ付けずに3回戦に進出した。同じくシード選手の髙橋沙也加も、台湾の白馭珀(パイ・ユーポ)を2-0のストレートで退け2回戦を突破している。3回戦はその山口と髙橋が激突する。
このほかの日本選手は苦戦を強いられた。男子ダブルスはインドネシアOP4強の古賀輝/齋藤太一が、デンマーク1番手のアストルップ/ラスムセンに0-2で敗戦。小野寺雅之/岡村洋輝(上写真・左)も、リオ五輪銀メダリストのゴーVS/タンWK(マレーシア)にファイナル勝負の末に敗れた。女子ダブルスの星千智/松田蒼は、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)に12本、13本のストレートで敗れている。
波乱が起こる男子シングルスは、常山幹太がデンマークのベテラン・H・K・ヴィテンフスに、ファイナルゲーム17本で敗れ2回戦敗退。これにより、日本の男子シングルスは全員3回戦に進むことなく姿を消している。
15日の日本選手の結果、16日に登場する日本選手の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(12月15日)
常山幹太●1〔11−21、21−13、21−17〕②H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)63分
【女子シングルス】
▼2回戦(12月15日)
山口茜②〔21−13、21−15〕0●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)35分
髙橋沙也加②〔21−13、21−14〕0●白馭珀(台湾)34分
▼3回戦(12月16日)
山口茜 – 髙橋沙也加
【男子ダブルス】
▼2回戦(12月15日)
古賀輝/齋藤太一●0〔17−21、19−21〕②アストルップ/ラスムセン(デンマーク)52分
小野寺雅之/岡村洋輝●1〔15−21、24−22、16−21〕②ゴーVS/タンWK(マレーシア)66分
▼3回戦(12月16日)
保木卓朗/小林優吾 – C・グリムリー/M・グリムリー(スコットランド)
竹内義憲/松居圭一郎 – デリュー/ヴィレガー(フランス)
【女子ダブルス】
▼2回戦(12月15日)
星千智/松田蒼●0〔12−21、13−21〕②李紹希/申昇瓚(韓国)43分
▼3回戦(12月16日)
中西貴映/岩永鈴 – 鄭雨/李汶妹(中国)
志田千陽/松山奈未 – ※プティタ/サプシリー(タイ)
松本麻佑/永原和可那 − 吳詠瑢/楊雅婷(香港)
【混合ダブルス】
▼3回戦(12月16日)
金子祐樹/松友美佐紀 – ジケル/デリュー(フランス)
渡辺勇大/東野有紗 – タンKM/ライPJ(マレーシア)
山下恭平/篠谷菜留 – タベリング/ピキ(オランダ)
※対戦相手に間違いがありました。志田/松山の相手はジョンコパン/ラウィンダではなく、タイのプティタ/サプシリーです。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO