12月12日にBWF世界選手権2021が開幕した。スペイン・ウエルバで開催される同大会には、世界各国のトップ選手が集結。8日間にわたり、世界一の称号をかけて熱戦が繰り広げられる。大会初日は各種目1回戦が行なれ、日本代表も出場した。
2018、19年世界王者・桃田賢斗が、腰の痛みなどを理由に出場を見送った男子シングルス。日本からは西本拳太、渡邉航貴(上写真)の2選手が初日に登場し、どちらも白星をつかんで2回戦に進出した。西本はマレーシア選手を2-0のストレートで退けると、渡邉も格下のナイジェリア選手を11本、1本で下している。男子ダブルスは、竹内義憲/松居圭一郎が登場。イタリアペアを2-0で圧倒し、初戦をしっかり突破した。
女子シングルスは、大堀彩が初戦でスコットランドのカースティ・ギルモアと対戦。過去には同大会でベスト8に進出したことがある相手に対し、大堀は第1ゲームを19本で失うと、第2ゲームも17本に抑えられ0-2で敗戦。初戦で姿を消した。また、混合ダブルスの山下恭平/篠谷菜留は、相手ペアの欠場により戦わずして2回戦に駒を進めている。
12日の日本選手の結果、13日に登場する日本選手の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(12月12日)
西本拳太②〔21−17、21−8〕0●チャム・ジュンウェイ(マレーシア)46分
渡邉航貴②〔21−11、21−1〕0●A・J・オペヨリ(ナイジェリア)33分
▼1回戦(12月13日)
常山幹太 − セルゲイ・シラント(ロシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(12月12日)
大堀彩●0〔19−21、17−21〕②カースティ・ギルモア(スコットランド)45分
【男子ダブルス】
▼1回戦(12月12日)
竹内義憲/松居圭一郎②〔21−12、21−12〕0●グレコ/シュトローブル(イタリア)29分
▼1回戦(12月13日)
古賀輝/齋藤太一 − 邸子健/王昶(中国)
小野寺雅之/岡村洋輝 − ベクトフ/マフノフスキー(ウクライナ)
【混合ダブルス】
▼1回戦(12月12日)
山下恭平/篠谷菜留○〔試合なし〕●フォガーティ/ツォン(アメリカ)
【女子ダブルス】
▼1回戦(12月13日)
中西貴映/岩永鈴 − コズィレワ/スクホワ(ロシア)
星千智/松田蒼 − プロゾロワ/ルダコワ(ウクライナ)
※世界選手権に出場しているロシア選手は、ロシアバドミントン連盟として出場
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO