12月2日に開催されたBWFワールドツアーファイナルズ(インドネシア・バリ)2日目は、各種目の予選リーグ第2戦が行なわれた。
12月1日
初日結果(シングルス)
インドネシアマスターズの結果は こちら
インドネシアOPの結果は こちら
【シングルス】
女子シングルスの第2戦に登場した山口茜は、韓国のアン・セヨンと対戦した。10月以降、何度も対戦している二人の直近の対戦成績は2勝2敗。どちらが勝ってもおかしくない勝負は、山口が第1ゲームを21−14で先制。第2ゲームはアン・セヨンが18本で奪い返したが、最終ゲームは山口がリードを保ちながら試合を進めて21-16で勝利。ライバル対決は山口に軍配があがった。
前日の初戦に続く2勝目を手にした山口だが、その初戦で戦ったイェオ・ジャミン(シンガポール)が、ブサナン・ンバルンパン(タイ)との試合を途中キケン。これにより、山口との試合は無効扱いとなったため、リーグ戦・グループBは山口が1勝、アン・セヨンが1勝1敗、ブサナン・ンバルンパンが1敗となっている。山口は3日にンバルンパンと対戦し、勝てば決勝トーナメントの準決勝に進出。敗れた場合、他選手とのゲーム差などによってはリーグ敗退となる可能性もある。
男子シングルスは、グループAの桃田賢斗、ラスムス・ゲンケ(デンマーク)が前日の試合を途中キケン。これにより、同組のビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)とラクシャ・セン(インド)の決勝トーナメント進出が決定した。第2戦はその2選手が激突。東京オリンピック金メダリストのアクセルセンが15本、14本でラクシャ・センを抑えて白星をつかみ、1位通過を決めている。また、グループBは、マレーシアのリー・ジジャが2勝目を獲得。タイの若手ホープ、クンラビット・ビティサランは、インドのスリカンス・キダムビを破り1勝1敗とした。
12月2日のシングルスの結果、3日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
第2戦(12月2日)
▼グループA
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−15、21−14〕0●ラクシャ・セン(インド)
▼グループB
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−13、21−19〕0●トマ・ジュニア・ポポフ(フランス)
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−18、21−7〕0●スリカンス・キダムビ(インド)46分
第3戦(12月3日)
▼グループB
リー・ジジャ(2勝)− スリカンス・キダムビ(1勝1敗)
クンラビット・ビティサラン(1勝1敗) − トマ・ジュニア・ポポフ(2敗)
▼グループA
※試合をキケンした桃田賢斗、ラスムス・ゲンケ(デンマーク)のこれまでの試合は無効扱い。2選手がキケンとなったため、ビクター・アクセルセン、ラクシャ・センが決勝トーナメントに進出
【女子シングルス】
第2戦(12月2日)
▼グループA
ポンパウィ・チョチュウォン(2勝)②〔22−20、23−21〕0●リーネ・クリストフェルセン(2敗)45分
プサルラ・V.シンドゥ(2勝)②〔21−10、21−13〕0●イボンヌ・リ(2敗)31分
▼グループB
山口茜②〔21−14、18−21、21−16〕1●アン・セヨン(韓国)56分
ブサナン・ンバルンパン(1勝1敗)○〔21−7、15−9、キケン〕●イェオ・ジャミン(1敗)
第3戦(12月3日)
▼グループA
ポンパウィ・チョチュウォン(2勝)− プサルラ・V.シンドゥ(2勝)
リーネ・クリストフェルセン(2敗)− イボンヌ・リ(2敗)
▼グループB
山口茜(1勝)− ブサナン・ンバルンパン(1敗)
※キケンしたイェオ・ジャミンの試合は無効扱い。
【選手コメント】
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO