11月29日、東京都内で第75回全日本総合選手権制作発表会が行なわれた。全日本総合は、12月25日から30日まで開催。昨年は無観客での実施となったが、今年は東京オリンピックで使用された武蔵野の森総合スポーツプラザを会場とし、収容人数の50パーセントとなる最大4000人を入れて有観客で開催する予定。試合の模様は今年からフジテレビで中継され、地上波全国放送、BS、CSのほか、フジテレビ公式動画配信サービス「FOD」では予選から全試合が配信される予定だ。
銭谷欽治専務理事は「例年、年末には国際大会がない。今後は12月30日に決勝を行う形にして、フジテレビの協力のもと、年末のスポーツイベントとしてバドミントンを定着できるように取り組んでいきたい」と話し、当面は大会日程を固定して開催する意向を示した。
今年は12月12日から19日までスペインで世界選手権が開催。例年は8月開催だが、延期により12月に。出場する日本代表は、帰国後に3日間の隔離措置を経て全日本総合に臨むという。記者発表会では、桃田賢斗(NTT東日本)、山口茜(再春館製薬所)、渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)がビデオメッセージで意気込みを語った。それぞれのコメントを紹介する。
【男子シングルス】
桃田賢斗(NTT東日本)
4連覇がかかっていますが、気負い過ぎず、自分の力をしっかり発揮して、見ている人を楽しませられるようなプレーをしたいと思います。それができたら、結果がついてくると思う。まず自分のプレーをすることを目標に、その結果、4連覇できたらいいなと思います。
【女子シングルス】
山口茜(再春館製薬所)
今年最後の大会ということで、気持ちよく締めくくれるようにしたい。プレーもそうですし、結果についても、いいものが残せるように、一生懸命頑張りたいと思います。
【混合ダブルス】
渡辺勇大(日本ユニシス)
総合は僕の中ですごく大切にしている大会。日本の皆さんに僕のプレーをお見せできるチャンスだと思っているので、優勝をめざして最後まで諦めずに、一生懸命プレーしたいと思っています。
東野有紗(日本ユニシス)
勇大くんと力を合わせて、5連覇できるように頑張りますし、会場の皆さんにも、楽しんでいただけるようなプレーができるように頑張りたいと思います。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部