11月26日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(バリ・Super1000)4日目は、各種準々決勝が行なわれた。
インドネシアマスターズの結果はこちら
▼試合結果
▼選手コメント
3日目
渡辺&東野、志田&松山
2日目
保木卓朗/小林優吾
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(上写真・右)は、東京オリンピックの3位決定戦で戦った鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット)と対戦。2回戦で日本の山下恭平/篠谷菜留を倒した相手に対し、渡辺/東野は第1ゲーム17本で先制。第2ゲームも21-8で大差で制した渡辺/東野がベスト4進出を決めた。
男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾、古賀輝/齋藤太一(上写真・右)の2ペアがベスト4入りを決めた。保木/小林はデンマークOP決勝でも対戦しているアストルップ/ラスムセン(デンマーク)との勝負を、ファイナルゲーム21-14で勝利。66分の長丁場となった試合を制して、準決勝に勝ち進んだ。古賀/齋藤も地元インドネシアのアルディアント/アルフィアンとファイナル勝負に。こちらも1時間を越える戦いを古賀/齋藤がモノにして4強入りを決めている。
女子ダブルスは志田千陽/松山奈未が準決勝の切符を手にした。インドネシアペアと対戦した二人は、第1ゲーム21-17で制すと、第2ゲームは13本で圧倒。2-0のストレート勝利で準決勝に駒を進めている。松本麻佑/櫻本絢子は地元のエース、ポリイ/ラハユとの勝負。互いに主導権を譲らず1-1の接戦になると、最終ゲーム15オールから4連続失点を喫した日本ペア。終盤に18-20と点差を詰めたものの、最後はポリイ/ラハユに逃げ切られ敗戦。準決勝進出はならなかった。
桃田賢斗、常山幹太が敗れた男子シングルス。唯一準々決勝に勝ち残った西本拳太はデンマークのラスムス・ゲンケと対戦した。第1ゲーム、17-12とリードしていた西本だったが。後半は連続失点を喫して18-21で逆転を許す。第2ゲームは14−15の接戦から3連取された西本。最後は相手をつかまえきれずに17-21で敗戦。準決勝進出はならなかった。男子シングルスはデンマークのビクター・アクセルセン、ラスムス・ゲンケのほか、シンガポールの期待のエース、ロー・ケンイゥと地元インドネシアのジョナタン・クリスティが勝ち進んでいる。
女子シングルスは山口茜、髙橋明日香がベスト4入りをめざして準々決勝を戦ったが、どちらも黒星を喫して上位進出はならなかった。山口は3連勝中のポンパウィ・チョチュウォン(タイ)と対戦。第2ゲームを23-21で制した後のファイナルゲーム、6-5から連続失点を喫してリードを許すと、そのまま抜け出され11-21で敗戦。髙橋明はラチャノック・インタノン(タイ)を相手に0-2のストレート負けとなり、上位進出はならなかった。
26日の結果、27日の準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(11月26日)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)○〔キケン〕●アンダース・アントンセン(デンマーク)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−12、21−8〕0●サイ・プラニース・B.(インド)36分
ラスムス・ゲンケ(デンマーク)②〔21−18、21−17〕0●西本拳太64分
ロー・ケンイゥ(シンガポール)②〔21−9、21−4〕0●ハンス・クリスチャン・S・ヴィテンフス(デンマーク)25分
▼準決勝(11月27日)
ロー・ケンイゥ − ラスムス・ゲンケ
ジョナタン・クリスティ − ビクター・アクセルセン
【女子シングルス】
▼準々決勝(11月26日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−13、21−11〕0●ピッタヤポン・チャイワン(タイ)34分
ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)②〔21−6、21−23、21−11〕1●山口茜72分
プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔14−21、21−19、21−14〕1●シム・ユジン(韓国)66分
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−17、21−12〕0●髙橋明日香39分
▼準決勝(11月27日)
ポンパウィ・チョチュウォン − アン・セヨン
プサルラ・V.シンドゥ − ラチャノック・インタノン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(11月26日)
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔14−21、21−14、21−16〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)52分
古賀輝/齋藤太一②〔21−10、13−21、21−14〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)70分
保木卓朗/小林優吾②〔14−21、21−15、21−14〕1●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)66分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−19、21−19〕0●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)43分
▼準決勝(11月27日)
保木卓朗/小林優吾 − 古賀輝/齋藤太一
ギデオン/スカムルヨ − シェティ/ランキレッディ
【女子ダブルス】
▼準々決勝(11月26日)
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−16、12−21、21−18〕1●松本麻佑/櫻本絢子76分
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)②〔21−10、21−14〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)42分
志田千陽/松山奈未②〔21−17、21−13〕0●クスマ/プラティウィ(インドネシア)43分
ベク・ハナ/イ・ユリム(韓国)②〔18−21、21−19、21−15〕1●金昭英/孔熙容(韓国)
▼準決勝(11月27日)
志田千陽/松山奈未 − ベク・ハナ/イ・ユリム
ポリイ/ラハユ − ジョンコパン/ラウィンダ
【混合ダブルス】
▼準々決勝(11月26日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、21−8〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)32分
クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)②〔14−21、21−11、21−18〕1●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)64分
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−10、21−11〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)33分
高成炫/嚴惠媛(韓国)②〔15−21、21−16、21−18〕1●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)90分
▼準決勝(11月27日)
渡辺勇大/東野有紗 − クリチャンセン/ボエ
デチャポル/サプシリー − 高成炫/嚴惠媛
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO