11月23日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。インドネシアマスターズ(バリ・Super750)の結果が反映され、上位陣がポイントを加えている。ここでは、男女ダブルス、混合ダブルス3種目のランキングを紹介しよう。
【男子ダブルス】
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前週のインドネシアマスターズ(Super750)優勝の保木卓朗/小林優吾が、3ランクアップの7位とベスト10入り。遠藤大由/渡辺勇大(4位)、園田啓悟/嘉村健士(5位)との差を順調に詰め、名実ともに日本のエースペアとして世界にアピールしていく。
同大会2回戦進出の古賀輝/齋藤太一は1ランクアップの24位。日本A代表としての経験値としては、まだまだこれからのペア。焦らず着実に結果を残してポイントを重ねれば、順位はおのずと上がっていくはずだ。
【女子ダブルス】
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1〜15位に変動なし。福島由紀/廣田彩花、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)が、10万ポイント超えで1、2位をキープ。3、4位に李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)と韓国の2ペア、5位に松本麻佑/永原和可那、6位に東京オリンピック金メダルのポリイ/ラハユ(インドネシア)が続く。
上位陣にポイント変動もほとんどない中、インドネシアマスターズ優勝の志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、順位は変わらず9位ながら1万1000ポイントを加えている。
同大会1回戦敗退だった中西貴映/岩永鈴は出場ポイントが加わり2ランクアップの36位としたが、同ベスト8の星千智/松田蒼が7ランクアップの37位。日本ユニシスの若手2ペアが、しのぎを削りながら上をめざす展開が続く。
【混合ダブルス】
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上位陣に変動なし。鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)、デチャポル/サプシリー(タイ)、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)の3ペアが、10万ポイント超えで1〜3位をキープしている。
4位は東京五輪銅メダルの渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗。インドネシアマスターズでもベスト4と、世界の舞台で安定した結果を残し続けている。同大会準決勝で敗れた鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット/香港)が、2ランクアップの7位に浮上した。
山下恭平/篠谷菜留が、同大会の出場ポイントを加えて7ランクアップの67位に浮上。同じ混合ダブルスB代表の緑川大輝/齋藤夏(81位)との差を広げ、頭一つ抜け出してきた。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO