バドミントン・マガジン12月号が、好評発売中です。今回も特集や企画の内容などを、数回に分けて紹介しています。
東京五輪フォローアップ
インタビュー
After the Game ~東京オリンピック、その後
遠藤大由
(日本ユニシス)
青い炎を抱いて。
東京オリンピックに出場した選手たちが大会を振り返るシリーズインタビュー。12月号では、東京オリンピックを区切りに日本代表を退いた3選手の声をお届けする。
リオデジャネイロ大会に続いての五輪出場、男子ダブルスの第一人者としてこの種目をけん引してきた遠藤大由にとって、東京五輪はどのような大会だったのか。
リオ五輪は同い年の早川賢一と組んでベスト8。そのリオ五輪後に、11歳年下の渡辺勇大と組むと、2020年、21年の全英オープンで2連覇。磨かれていったコンビネーションは、東京大会でメダルを期待されるまでに成長した。
しかし、結果はベスト8。ペア結成当初からめざしてきたのは東京での金メダルだったというから、満足いく結果ではなかったのはもちろん、遠藤自身、初戦からの内容や戦い方にも「もう少しできたんじゃないか」という思いを残していた。
外野から見れば、ホームの応援がない無観客だったことや、大会中に多くの選手が口にした会場内の風など、戦い方を難しくした要素はいくつも考えられるが、遠藤自身はそれらがプレーに影響したことを一切否定し、敗戦につながった要因を自らの内面にあったと結論付ける。大会中の心の揺れ、これまでの自身のバドミントンへの向き合い方、そして日本代表を辞退する決断について、心の内を語ってもらった。
【担当者メモ】
遠藤選手ご本人の了承を得て、インタビューは予定時間を大幅に超え、最後はいつの間にか雑談に……。メンタルの持ちようやアスリートのキャリアといった話題をとりとめもなく話したのですが、その雑談もとても興味深く、記事の最後に、雑談の内容や所感などを書かせていただきました。後日、ご本人は「雑談すぎて、恥ずかしい内容じゃないですか?」と言っていたのですが、この後日談も含め、遠藤選手の人柄を表しているように感じました。ぜひ、ご覧になってください。
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文/バドミントン・マガジン編集部