全日本ジュニア選手権の中止を受け、指導者たちが中心となってジュニア選手の実戦の場として準備した『富岡・ふたばオープン2021 全日本ジュニアバドミントンフェスティバル』が、11月13日、14日の2日間、福島県で開催。大会最終日の14日は、ふたば未来学園アリーナでU15男女シングルス（小学６年～中学２年生）の４回戦から決勝、U17男女シングルス（中学３年生、高校１年生）の３回戦から決勝までが行なわれた。ここでは、U17男女シングルスのダイジェストをお伝えする。
13日 U17男女ダブルスダイジェスト
14日 U17男女シングルスダイジェスト ／ U15男女シングルスダイジェスト
【U17男子シングルス】
37ドローで争われた男子シングルス。その頂点に立ったのは、第１シードの谷岡大后（ふたば未来学園高１年）だ。谷岡は前日に戦った２回戦（初戦）に続いて２－０を重ねて勝ち上がると、決勝では、同じU19ジュニアナショナルメンバーで同学年の今田竜大(青森山田高)と対戦。第１ゲームは接戦をものにできず19－21で失ったが、２、３ゲームは10本、16本に抑えて逆転勝ち。前日のダブルスに続いて優勝を飾り、２冠を達成した。
【U17男子シングルス・結果（14日）】※準々決勝以降の結果を掲載
▼準々決勝
谷岡大后（福島）②〔21-6、21-3〕0●江見友希（福島）
大澤達也（青森）②〔21-17、21-13〕0●山田琉碧（福井）
三浦大地（埼玉）②〔21-19、14-21、21-14〕1●松川健大（福島）
今田竜大（青森）②〔21-16、27-25〕0●中静悠斗（福島）
▼準決勝
谷岡大后②〔21-13、21-15〕0●大澤達也
今田竜大②〔21-18、21-16〕0●三浦大地
▼決勝
谷岡大后②〔19-21、21-10、21-16〕1●大澤達也
【U17女子シングルス】
U17女子シングルスは、34ドローで頂点が争われた。決勝に進んだのは、ふたば未来学園高1年の須藤海妃と石岡空来。１週間前に青森県で開催された全日本女子ジュニアオープンの決勝で対決した二人。この時は石岡が須藤を２ゲームともに13本に抑えて優勝を飾ったが、今大会は須藤がリベンジ。第１ゲームを先に奪ったのは石岡だったが、第２ゲームは須藤がペースを握って13本で奪取。ファイナルゲームは終盤まで競り合うなか、21－18で抜け出した須藤が優勝をつかみ取った。
【U17女子シングルス・結果（14日）】※準々決勝以降の結果を掲載
▼準々決勝
須藤海妃（福島）②〔21-9、21-15〕0●平本梨々菜（青森）
松田仁衣菜（福井）②〔16-21、21-12、21-9〕1●髙野来蒔（青森）
石岡空来（福島）②〔21-9、21-15〕0●横内美音（青森）
高津愛花（埼玉）②〔21-19、21-17〕0●秋田まな（福島）
▼準決勝
須藤海妃②〔21-14、21-18〕0●松田仁衣菜
石岡空来②〔21-14、21-18〕0●高津愛花
▼決勝
須藤海妃②〔16-21、21-13、21-18〕1●石岡空来
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／川口洋邦