10月31日に行なわれたBWFワールドツアー・フランスOP(パリ/Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
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日本勢は3種目で決勝に進出。最終日の第2試合に登場したのは、男子シングルスの常山幹太(上写真)。前日の準決勝では、桃田賢斗との対戦を制して(桃田が途中キケン)Super750のファイナル進出を果たしていた。
決勝の相手は、台湾のエース、周天成(チョウ・ティエンチェン)。第1ゲームは15-21で落とした常山だったが、第2ゲームを21-8で奪い返すと、最終ゲームは1点を互いに奪い合うシーソーゲームに。中盤13-14の接戦から先に抜け出したのは常山。4連続得点などで先行すると、最後は21-17で勝利。73分の熱戦を制し、S750の上位大会で初優勝を飾った。
男子シングルスの直後に行なわれた女子シングルスは、山口茜(上写真・右)と髙橋沙也加の日本人対決。山口は前週のデンマークOP(S1000)からの連続優勝に王手。髙橋は久々のワールドツアー上位大会での優勝をねらった。
試合は、第1ゲームを山口が先取。お互い連続ポイントを取り合う大味な試合展開を、18オールからの3連取で制した。第2ゲームも山口が主導権を握ると、7連続得点などでリードを広げ21-12で優勝。山口が2大会連続Vを達成。髙橋も久々の上位大会で準優勝を手にした。
フランスOP最終日の最終試合に組まれた混合ダブルスは、渡辺勇大(上写真・左)/東野有紗が登場。東京オリンピックでも対戦しているクリスチャンセン/ボエ(デンマーク)と優勝を争った。第1ゲームは渡辺/東野が6オールから7連続得点などで21-8。第2ゲームも前半からリードを広げた渡辺/東野が21-17で振り切り、山口と同様、デンマークOPからの2週連続優勝を果たした。
そのほか、男子ダブルスは決勝で韓国のベテラン、高成炫(コ・スンヒュン/上写真・右)/申白喆(シン・ベクチョル)が、インドネシアのギデオン/スカムルヨを2-0で制して優勝。韓国対決となった女子ダブルスは、李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)が、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)を破って頂点に立っている。
31日の準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
常山幹太②〔15−21、21−8、21−17〕1●周天成73分
【女子シングルス】
山口茜②〔21−18、21−12〕0●髙橋沙也加34分
【男子ダブルス】
高成炫/申白喆(韓国)②〔21−17、22−20〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)39分
【女子ダブルス】
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−17、21−12〕0●金昭英/孔熙容(韓国)49分
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗②〔21−8、21−17〕0●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)34分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO