10月30日に行なわれたBWFワールドツアー・フランスOP(パリ/Super750)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
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女子シングルスは山口茜、髙橋沙也加(上写真)が登場。山口はユーバー杯、デンマークOP決勝で対戦している韓国のアン・セヨンとの勝負に挑むと、互いに1ゲームずつを奪い合いファイナル勝負に。1時間を超える熱戦は、最後に山口が抜け出し、21-18で勝利。デンマークOPに続き、2大会連続となる決勝に進出を決めた。
もう一方の準決勝に挑んだ髙橋は、東京オリンピックの銅メダリスト、プサルラ・V.シンドゥ(インド)と対戦。髙橋は第1ゲームを失う展開となったが、第2ゲームを16本で奪い返すと、最終ゲームも7連続得点などで引き離して21-12。決勝進出の切符を手にし、女子シングルスの決勝は日本人対決が決まった。
混合ダブルスの渡辺勇大/(上写真・右)東野有紗は、東京オリンピックやデンマークOP決勝で激突しているタイのデチャポル/サプシリーとの勝負に挑んだ。スピードがある相手ペアに対し、渡辺/東野は第1ゲーム18本で先制すると、第2ゲームは終盤までもつれた戦いを渡辺/東野が22-20で制し、準決勝を突破。デンマークOPに続く2大会連続Vに王手をかけた。
男子シングルスは桃田賢斗、常山幹太(上写真)が準決勝に進出。その2人がフランスOP決勝の切符をかけて激突した。第1ゲームから激しい点の奪い合いとなった勝負は、26-24で桃田が先制。第2ゲームは9-7から一気にリードを広げた常山が21-11で取り返した。最終ゲームに入ると、第2ゲーム中盤から失速していた桃田がキケンを申し出る。これにより常山が決勝進出を果たした。決勝では、台湾の周天成(チョウ・ティエンチェン)と優勝をかけて争う。
女子ダブルスは、福島由紀/東野有紗(上写真・手前)、志田千陽/松山奈未の2ペアが準決勝を戦ったが、どちらも韓国ペアに敗戦。福島/東野は李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)に18本、19本と接戦の末に敗れた。志田/松山も金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)に21-17、21-19のストレートで敗戦している。
30日の準決勝の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(10月30日)
常山幹太○〔24−26、21−11、キケン〕●桃田賢斗66分
周天成(台湾)②〔21−15、21−17〕0●許侊熙(韓国)46分
▼決勝
常山幹太 – 周天成
【女子シングルス】
▼準決勝(10月30日)
山口茜②〔21−13、10−21、21−18〕1●アン・セヨン(韓国)61分
髙橋沙也加②〔18−21、21−16、21−12〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)68分
▼決勝
山口茜 − 髙橋沙也加
【男子ダブルス】
▼準決勝(10月30日)
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−19、12−21、26−24〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)62分
高成炫/申白喆(韓国)②〔14−21、21−10、24−22〕1●A・チア/ソー・WY(マレーシア)56分
▼決勝
ギデオン/スカムルヨ – 高成炫/申白喆
【女子ダブルス】
▼準決勝(10月30日)
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−18、21−19〕0●福島由紀/東野有紗61分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−17、21−19〕0●志田千陽/松山奈未56分
▼決勝
李紹希/申昇瓚 – 金昭英/孔熙容
【混合ダブルス】
▼準決勝(10月30日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、22−20〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)43分
クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)②〔21−11、21−15〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)37分
▼決勝
渡辺勇大/東野有紗 – クリスチャンセン/ボエ
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO