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【デンマークOP】保木&小林がワールドツアー初制覇! 山口、渡辺&東野も頂点に!<決勝戦結果>

10月24日にBWFワールドツアー・デンマークOP(オデンセ/SUPER1000)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。

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決勝戦の第2試合、女子シングルスの頂上決戦。2016年以来のデンマークOP優勝をねらう山口茜(上写真)は、韓国の若きエース、アン・セヨンと対戦した。ユーバー杯・準決勝では0-2のストレート負けを喫している山口は、第1ゲームの接戦を18-21で落としてしまう。第2ゲーム、互いに1ポイントずつ奪い合う競り合いを25-23で山口が取り返すと、勝負の行方はファイナルゲームへ。すると、前半から主導権を握った山口が、8連続得点で12-3。さらに得点を重ねて16-5としたが、ここでアン・セヨンが右太ももの張りを感じて途中キケン。山口が勝利をつかみ、5年ぶりにデンマークOPで頂点に立った。

第3試合は男子ダブルス。2019年世界選手権で準優勝を飾っている保木卓朗/小林優吾(写真・手前)が、ワールドツアー上位大会での初優勝に挑んだ。二人の相手は地元デンマークのアストルップ/ラスムセン。攻守で堅実な戦いをみせるデンマークペアに対して、先制ポイントをつかんだのは保木/小林。中盤まで12-15とリードを許していたが、4連続得点などで逆転に成功した。第2ゲームは、保木/小林が前半から7連取して先行。後半もそのまま押し切り、21-12で制した保木/小林がS1000の上位大会で初優勝を飾った。

日本選手の2連勝を飾った後の決勝・第4試合は、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(上写真・手前)が登場。相手は東京オリンピックの決勝トーナメント1回戦で勝利しているデチャポル/サプシリー(タイ)だったが、ここでも渡辺/東野がペースを握って試合を進める。第1ゲームは21-18としたものの、第2ゲームは21-9で快勝。ワールドツアーでは、3月の全英OP(S1000)以来となる優勝を飾った。

最終試合に組まれた男子シングルスは、日本の桃田賢斗(上写真)とデンマークのビクター・アクセルセンが激突。2020年1月のマレーシアマスターズ(S500)以来、久々のワールドツアー優勝をねらう桃田だったが、地元のセンターコートに立つオリンピック王者が意地を見せる。第1ゲームは桃田が22-20で先制したが、第2ゲームはアクセルセンが21-18で奪い返す。1-1となった勝負、最後に笑ったのはアクセルセン。中盤からリードを広げると、21-12で勝利。世界ランク1位とオリンピック王者の対決は、地元の応援を力に変えたアクセルセンに軍配が上がった。

25日の決勝戦の結果は以下の通り。

▼決勝戦(24日)

【男子シングルス】

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔20−22、21−18、21−12〕1●桃田賢斗93分

【女子シングルス】

山口茜○〔18−21、25−23、16−5、キケン〕●アン・セヨン(韓国)78分

【男子ダブルス】

保木卓朗/小林優吾②〔21−18、21−12〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)44分

【女子ダブルス】

黄東萍/鄭雨(中国)②〔21−15、21−17〕0●李紹希/申昇瓚(韓国)49分

【混合ダブルス】

渡辺勇大/東野有紗②〔21−18、21−9〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)37分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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