9月1日から5日まで行われる東京パラリンピック・バドミントン競技が、東京・代々木競技場第一体育館で開幕した。今回のパラリンピックから正式競技として採用されたバドミントンは、障がい別に6クラスに分かれており、男女計14種目が実施される。
メダル候補を擁する日本勢は、2019年世界パラ選手権の車いすクラスWH1で金メダルを手にした里見紗李奈(上写真)が、初日の予選リーグに登場。韓国選手を2-0で下し、好発進を決めた。里見と同じく上位進出が期待されるWH2の山崎悠麻も、韓国選手を2-0のストレートで退けたほか、立位クラスSU5女子シングルスの鈴木亜弥子もインド選手に快勝している。また、車いすWH1男子シングルスに出場した村山浩は、韓国の強豪選手をファイナル勝負の末に下して白星発進を決めた。
競技初日の日本選手の結果は以下の通り。
クラス:車いす
【男子シングルス】
▼WH1(グループB)
村山浩②〔15−21、21−13、21−17〕1●イ・サムソプ(韓国)
▼WH1(グループC)
長島理●0〔9−21、12−21〕②屈子墨(中国)28分
【女子シングルス】
▼WH1(グループA)
里見紗李奈②〔21−12、21−7〕0●カン・ジュンクン(韓国)28分
▼WH2(グループB)
山崎悠麻②〔22−20、21−16〕0●イ・スンエ(韓国)40分
▼WH2(グループC)
小倉理恵●0〔6−21、8−21〕②徐婷婷(中国)28分
クラス:立位
【男子シングルス】
▼SL3(グループB)
藤原大輔●0〔11−21、7−21〕②ダニエル・ペセル(イギリス)44分
▼SU5(グループB)
今井大湧●1〔16−21、21−10、10−21〕②方振宇(台湾)58分
【女子シングルス】
▼SU5(グループA)
鈴木亜弥子②〔21−4、21−7〕0●パラク・コハリ(インド)19分
▼SU5(グループB)
杉野明子②〔20−22、21−15、21−16〕1●亀山楓54分
【混合ダブルス】
▼SL3-SL5(グループA)
藤原大輔/杉野明子●0〔12−21、11−21〕②ハリ/レアニ・ラトゥリ(インドネシア)31分
■クラス分け
WH1 車いす:
WH2 車いす:
SL3 立位:下肢障がい(重度)
SL4 立位:下肢障がい(軽度)
SU5 立位:上肢障がい
SH6 立位:低身長
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images