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【東京五輪】「出だしから強い気持ちと覚悟を持って戦った」(奥原)6日目/選手コメント-2

7月29日に行なわれている東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)6日目は、女子シングルス決勝トーナメント1回戦を実施。奥原希望はカナダのミシェル・リーを2-0のストーレートで破り、準々決勝進出を決めている。ここでは、試合後のコメントを紹介する。

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■女子シングルス・決勝トーナメント1回戦

結果:ミシェル・リー(カナダ)に2-0で勝利!

――試合を振り返って

奥原 予選リーグとは本当にレベルが違うので、レベルの高い試合ができるワクワク、楽しみ半分、怖さ、不安、緊張というのもあって、出だしからとにかく強い気持ちと覚悟はしっかり持って入ろうと。久々に気持ちを前面に出して戦ったんですけど、そういった点で相手よりも先に試合の雰囲気だったり、流れに乗ることができました。点数よりも厳しい戦いでもありましたが、内容的にもよく、しっかり勝てたかなと思います。

――昨日、桃田賢斗選手が負けて、何か意識したことはあったか

奥原 オリンピックがスタートしてから他の種目でも番狂わせや悔しい敗戦を見てきて、自分の中では消化しているので、あまり動揺はしなかったです。でも同級生としては正直、すごく残念だったなと思っています。ただ本人が一番悔しいと思うので、そこに対して周りは何も思うことはないのかなと。試合後のコメントでは、悔いはないとは言いきれないけどやるべきことはやったと言っていて、それは一番だなと思っていて。自分も今日、結果はどうあれ後悔なく終えようというのを言い聞かせたので、そこは彼からいい刺激を受けた点ではあったかなと思います。

――強い気持ちと覚悟を持つということで、たとえばプレー面や、朝の行動などで意識的に変えた部分はあるか

奥原 とくに変えたところはないですが、強い気持ち…このオリンピックは特に無観客なので、すごく孤独な戦いになります。分が悪くても、これまでは声援で後押ししてもらったり、集中が切れそうな時、声が聞こえるとすごく励みになりました。でも今回は、流れが悪くなった時も自分の力でどうにかするしかない。そういった面で、強い気持ちと覚悟を持たなきゃいけないなと思っています。

――明日は中国の何冰嬌(ヘ・ビンジャオ)選手と対戦

奥原 中国はどの種目でも、オリンピックに対する気合、焦点の当て方がすごい。まったく気の抜けない戦いになると思います。前回も準々決勝で(山口)茜ちゃんと厳しい戦いをして、その先があったので、まずは先を見すぎず、左利きの対策もしながら明日に向けて調整したいです。

 

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

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