7月29日に行なわれている東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)6日目は、混合ダブルスの決勝トーナメント準決勝を実施。この種目で日本勢初のベスト4入りを決めた渡辺勇大/東野有紗は、中国の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と対戦し、1-2で敗戦。二人は明日30日に行なわれる3位決定戦に挑む。ここでは、試合後のコメントを紹介する。
大会結果・選手コメント一覧は こちら
混合ダブルスの世界ランキングは こちら
■混合ダブルス・準決勝
結果:王懿律/黄東萍(中国)に1-2で敗戦
渡辺 相手が強かったというだけで、僕らが弱かったというだけです。次の試合もあるので振り返る時間はあまりないと思いますが、とりあえず今は次の試合に向けて準備したいです。(明日の3位決定戦は)先輩方が作ってくれたレールを、僕らがまた明日作れるようにやっていきたいです。
東野
――試合を振り返って
中国ペアは基本的に速いドライブ展開が好きなので、それに付き合わず、自分たちが最初に緩い球を打たせて、落として、上げさせる展開というのを意識してコートに入りました。1ゲーム目は飛ぶ方のコートだったので自分たちのリズムがつかめ、攻める形というのを意識したんですけど、2ゲーム目、飛ばない方のコートでの対処法というのがもうちょっとできていれば。ファイナルゲームは出だしが悪く、相手のサーブ場面で崩されるところがすごく多かったんじゃないかと思います。
――守備でうまくいかなかった要因は
1ゲーム目は相手のスマッシュがあまり当たってなかったんですけど、飛ぶコートに入った2ゲーム目、スマッシュが結構速かったので、それで引いてしまって。でも、試合をやっていく中で構え方、場所だったり、自分で考えてできるようになったので、そこは修正できたかなと思います。
――初めての五輪と、3位決定戦に向けて
金メダルをめざしてここまでやってきたのですごく悔しいですけど、今は明日の3位決定戦で勝つことしか考えられないです。どちらの選手が来ても二人で作戦を立て、今日の反省を生かして、楽しんでプレーしたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images