7月28日に開催された東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)5日目は、ナイトセッションで男子シングルスの予選リーグを行なった。優勝候補の桃田賢斗が敗れる大波乱が起こった中、男子シングルスのトップランカーたちは続々と決勝トーナメントの切符を手にしている。
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男子シングルスの世界王者が衝撃的な敗戦を喫したが、その他のメダル候補は順当に白星を手にし、決勝トーナメント進出を決めた。2016年リオ五輪金メダリストの諶龍(チェン・ロン/中国)、銅メダリストのビクター・アクセルセン(デンマーク/上写真)が2-0のストレートで勝利を飾れば、インドネシアのエース、アンソニー・S・ギンティンも白星を奪取。また、第2シードの周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)、2018年アジア大会金メダリストのジョナタン・クリスティ(インドネシア)は、ファイナルゲームの接戦を切り抜けて予選リーグを突破している。
一方、シード選手では香港の伍家朗(ン・カロン)や2019年世界選手権4強のサイ・プラニース・B.(インド)、カンタフォン・ワンチョレン(タイ)が敗れ、予選リーグを突破ならず。桃田同様、五輪の魔物に屈した強豪選手たちが、決勝トーナメントを前に姿を消した。
7月28日のナイトセッションの結果は以下の通り。
【男子シングルス】
ケビン・コルドン(グアテマラ)②〔22−20、21−13〕0●伍家朗(香港)42分
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−12、21−10〕0●セルゲイ・シラント(ロシア)35分
マーク・カルジョウ(オランダ)②〔21−14、21−14〕0●サイ・プラニース・B.(インド)39分
周天成(台湾)②〔21−18、16−21、22−20〕1●ブライアン・ヤン(カナダ)66分
王子維(台湾)②〔21−12、18−21、21−12〕1●ナット・グエン(アイルランド)78分
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−9、21−13〕0●カレル・コルジョネン(フィンランド)36分
常山幹太(日本)②〔21−14、21−8〕0●イゴール・コエーリョ(ブラジル)41分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔22−20、13−21、21−18〕1●ロー・ケンイゥ(シンガポール)68分
許侊熙(韓国)②〔21−15、21−19〕0●桃田賢斗(日本)52分
トビー・ペンティ(イギリス)②〔21−19、21−12〕0●カンタフォン・ワンチョレン(タイ)48分
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−16、21−15〕0●アデ・レスキー・ドゥイカオ(アゼルバイジャン)45分
諶龍(中国)②〔21−11、21−10〕0●パブロ・アビアン(スペイン)45分
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−17、21−5〕0●ブライス・レベルデス(フランス)35分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images