7月27日に行なわれた東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)4日目は、各種目の予選リーグを実施。女子ダブルスに登場した福島由紀/廣田彩花は、インドネシアペアに敗れたもののA組2位通過となり、決勝トーナメント進出を決めている。ここでは、試合後の2人のコメントを紹介する。
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結果:ポリイ/ラハユ(インドネシア)に1-2で敗戦
福島(写真右) (3ゲーム目で流れに乗れなかった要因)チェンジコートする前に自分のサービスミスから向こうに流れが行ってしまった部分もありました。その流れを引き戻せず、相手がそれでのってしまったので、自分たちの体が止まってしまったというか…。それで引き離されてしまったのかなと思います。
今日、負けはしたんですけど、昨日とは違う自分たちのいいプレーが出ていたと思います。インドネシアは大きい展開も低い展開もしてくるペアなので、そこで点数を取れたというところはすごくよかったので、自分的には(今日の負けは)ポジティブに捉えられるところかなと思います。相手もすごくよくて、お互いに敬意みたいな、そういう気持ちが伝わって来る試合でもあったので、すごく楽しい試合だったかなと思います。
廣田 ファイナル11から自分の気持ちと体が止まってしまい、集中力もあげられなくて、点差が離れてしまいました。でも、そこまでの内容としては、二人のローテーションなど、徐々に徐々に良くはなっているかなと思います。
(ケガをした当初は)ショックもありましたし、福島先輩に申し訳ないという気持ちがすごく出ていました。でも、福島先輩から「申し訳ないって思わなくていいから」という言葉をかけてもらって、オリンピックのコートに立つと目標を諦めずにやろうと気持ちを切り替えられ、福島先輩に支えられていま、ここにいます。コートに立っていることが本当に幸せですし、正直、ここまでこられるとは思っていませんでした。また決勝トーナメントで試合ができることに感謝して、二人らしく戦えればいいなと思いますし、今日、負けはしましたけど、前向きな気持ちでいます。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images