7月26日に開催されている東京オリンピック・バドミントン競技（武蔵野の森 総合スポーツプラザ）3日目は、各種目の予選リーグを実施。日本勢は園田啓悟／嘉村健士、渡辺勇大／東野有紗の2ペアが午前中にスタートしたデイセッションに登場し、それぞれ2-0のストレートで勝利をつかんだ。海外勢ではメダル候補が敗れる波乱が起こるなど、各コートで白熱した戦いが繰り広げられている。

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男子ダブルスは優勝候補のギデオン（上写真・左）／スカムルヨ（インドネシア）が、同じA組のシェティ／ランキレッディ（インド）と対戦。インドペアは初戦で台湾の王齊麟（ワン・チーリン）／李洋（リーヤン）を破って勢いに乗っていたが、試合が始まれば世界トップのギデオン／スカムルヨが貫禄を示し、13本、12本に抑えて勝利を手にした。また、初戦で黒星発進となった王齊麟／李洋は、イギリスペアを2-0で退けて1勝1敗に。リーグ突破をかけて、次戦はギデオン／スカムルヨと対戦する。

混合ダブルスは、A組の鄭思維（ツェン・シーウェイ）／黄雅瓊（ファン・ヤーチョン／中国）が、韓国の徐承宰（ソ・スンジェ）／蔡侑玎（チェ・ユジュン）を2-0で下して3連勝。2勝1敗の韓国ペアとともに、決勝トーナメント進出を決めた。

D組は鄧俊文（タン・チュンマン）／謝影雪（ツェ・イエンスエット／香港）が勝利をつかみ2勝1敗。ナイトセッションに出場する同組の王懿律（ワン・イーリュ）／黄東萍（ファン・ドンピン）が勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。

B組のシードペア、タイのデチャポル／サプシリーは、イギリスのエリス（上写真・右）／スミスに12本、19本に封じ込まれて敗戦。リーグ戦で3連勝を飾ったイギリスペアが、予選リーグ1位で決勝トーナメントに進出。2勝1敗のタイペアが、2位でリーグを抜け出した。

7月26日のデイセッションの結果は以下の通り。

【男子シングルス】

ケビン・コルドン（グアテマラ）②〔21-14、21-12〕0●リノ・ムニョズ（メキシコ）42分

マーク・カルジョウ（オランダ）②〔17-21、21-9、21-10〕1●ミシャ・ジルベルマン（イスラエル）62分

カレル・コルジョネン（フィンランド）②〔21-13、21-17〕0●ルカ・ワ―バー（オーストリア）40分

イゴール・コエーリョ（ブラジル）②〔21-5、21-16〕0●ジョージ・ジュリエン・ポール（モーリシャス）31分

【女子シングルス】

クラーラ・アズルメンディ（スペイン）②〔21-10、21-2〕0●ドラカス・アジョク・アデソカン（ナイジェリア）21分

エフゲニア・コセツカヤ（ロシア）②〔22-20、21-15〕0●イボンヌ・リ（ドイツ）38分

ソラヤ・アガジ・ハジアガ（イラン）②〔21-14、21-7〕0●ファシマス・ナバーハ・アブドゥル・ラザーク（モルディブ）33分

マリア・ウリティナ（ウクライナ）②〔21-14、22-20〕0●ファビアナ・シルバ（ブラジル）38分

チー・シュェフェイ（フランス）②〔21-10、21-14〕0●サブリナ・ヤクエット（スイス）38分

戴資穎（台湾／タイ・ツーイン）②〔21-16、21-11〕0●グエン・トゥイ・リン（ベトナム）39分

【男子ダブルス】

ギデオン／スカムルヨ（インドネシア）②〔21-13、21-12〕0●シェティ／ランキレッディ（インド）32分

王齊麟／李洋（台湾）②〔21-17、21-14〕0●レーン／ベンディ（イギリス）35分

園田啓悟／嘉村健士（日本）②〔21-11、21-3〕0●P・チュー／R・チュー（アメリカ）27分

【女子ダブルス】

陳清晨／賈一凡（中国）②〔21-18、21-15〕0●G・ストエワ／S・ストエワ（ブルガリア）44分

【混合ダブルス】

タベリング／ピキ（オランダ）②〔21-9、21-4〕0●エルガマル／ハニー（エジプト）19分

鄭思維／黄雅瓊（中国）②〔21-14、21-17〕0●徐承宰／蔡侑玎（韓国）39分

エリス／スミス（イギリス）②〔12-21、19-21〕0●デチャポル／サプシリー（タイ）46分

ジケル／デリュー（フランス）②〔21-12、21-13〕0●ハルバート・ユ／ウー（カナダ）33分

渡辺勇大／東野有紗（日本）②〔21-13、21-10〕０●ジョルダン／オクタビアンティ（インドネシア）30分

クリスチャンセン／ボエ（デンマーク）②〔21-6、21-14〕0●レオン／サマービル（オーストラリア）31分

鄧俊文／謝影雪（香港）②〔22-20、20-22、21-16〕1●ラムスフス／ハートリッチ（ドイツ）67分

取材・文／バドミントン・マガジン編集部

写真／Getty Images