東京2020オリンピックのバドミントン競技。3日目の7月26日は、各種目の予選リーグが行なわれている。午前10時にスタートしたデイセッションでは、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士が予選リーグ2試合目を行なった。また、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、予選リーグ1位通過を決めている。
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大会初日から負けなしの五輪日本代表は、3日目も無敗を続けている。
予選リーグ2試合目の園田(上写真・左)/嘉村は、世界ランク57位のオーストラリアペアに、21-11、21-3で危なげなく勝利。「サービス周りでしっかり先手を取ることができた」と嘉村が言えば、「集中を切らすことなく戦えた」と園田。特に第2ゲームは、序盤から12連続得点で圧倒した。
園田/嘉村は、中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)との試合を残してはいるが、2連勝でグループリーグ突破。1位通過を争うライバルの中国ペアとの試合は、27日の10時より予定されている。
前日の試合で、すでに決勝トーナメント進出を決めている渡辺/東野(上写真・右)は、予選リーグ最大のライバル、ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)と対戦。世界ランク4位と、ランキングでは一つ上のインドネシアペアに対し、「何度も対戦しているので、女性の選手がネット前がうまいことはわかっていたので、プレッシャーをかけて、下に沈めるようにプレーした」と東野。終始、ゲームの主導権を握る展開で、渡辺も「いいプレーができている」と納得の表情だった。
渡辺/東野は予選グループCの1位通過を決め、28日に行なわれる準々決勝では予選リーグ2位通過のペアと対戦する。ドローは予選グループAおよびDの1位通過以外は、抽選となるため、対戦相手はまだ決まっていない。
日本勢の結果は以下の通り。
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔21−11、21−3〕0●P・チュー/R・チュー(アメリカ)26分
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗②〔21−13、21−10〕0●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)30分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images