7月26日に行なわれた東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)3日目は、各種目の予選リーグを実施。男子ダブルスに登場した園田啓悟/嘉村健士は、アメリカのペアを2-0のストレートで下してリーグ戦2連勝を飾った。ここでは2人のコメントを紹介する。
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■男子ダブルス・予選リーグ(グループC)
結果:P・チュー/R・チュー(アメリカ)に2-0で勝利
園田 初戦からそうですが、終始、集中力を切らさずにプレーできているのが大きいかなと思います。自分たちの出身校である八代東高校時代の教えが“克己”で、己に勝つという意味。こういうオリンピックという大きな舞台でも、対戦相手より自分自身と勝負している気持ちで臨めているので、その教えがあってよかったなと思っています。
嘉村 今日の試合は、2人とも課題にしていたサービスまわりでしっかり先手を取ることができたので、そこはよかったところかなと思います。
去年の全英オープンの後、2週間の隔離生活をして体調を崩した時期がありました。ほとんど練習できない日々が1カ月ほど続き、3カ月間、フルで1週間練習できたことが一度もないほどで、年末の全日本総合で試合ができるのかなという状況でした。でも、その中でも家でできることや、リフレッシュ方法を探して、感染予防をしながらも、ストレスを溜めないように生活できるようになって、今のようにコートに立てるようになった。やっぱりバドミントンが楽しいなと感じてから、少しずつ体調もよくなってきたかなと思います。しっかり復活して、グループリーグ2連勝できて、ホッとしている自分がいます。
(2連勝で予選リーグ突破を決めたが)まだ明日があるという気持ちしかないです。明日もしっかり勝って、1位通過できるように。今日まで2試合しましたが、その中でも反省点はたくさんあるので、一つひとつ課題をクリアしながら、明日はもっといい試合ができるように頑張りたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images