7月25日に東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)2日目の予選リーグが行なわれ、前半のデイセッションが終了した。
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男子シングルスは、メダル候補の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)が白星発進。実力者のアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)や石宇奇(シーユーチー/中国)も、それぞれ勝ち星をつかんでいる。また、2016年リオ五輪・男子シングルス金メダリストで、大会連覇をねらう中国の諶龍(チェン・ロン/上写真)も、エストニア選手を2-0で下しリーグ初戦を白星で飾った。
女子シングルスでは、中国の第一人者・陳雨菲(チェン・ユーフェイ)がエジプト選手を5本、3本で下したほか、リオ五輪の銀メダリストであるプサルラ・V.シンドゥ(インド)も勝利を手にし、2大会連続のメダル奪取に向けて順調な滑り出しとなった。
女子ダブルスは、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)とタイのジョンコパン/ラウィンダが激突。世界ランク上位同士の対決は、韓国ペアが21-19、24-22で制してリーグ戦2連勝を飾った。同じく韓国のメダル候補である李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)は、ランクでは下位のデンマーク・トゥーグセン/フォウガードにファイナル勝負の末に敗戦。1勝1敗となり、リーグ突破に向けて負けられない状況に追い込まれた。
混合ダブルスは優勝候補の中国の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)が順調に2つ目の白星を手にしたほか、その中国2トップの背中を追うデチャポル/サプシリー(タイ)、ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)らも勝利をつかみリーグ戦2連勝。決勝トーナメント進出へ大きく近づいた。
7月25日のデイセッションの結果は以下の通り。
【男子シングルス】
周天成(台湾)②〔21−12、21−11〕0●フェリックス・バールステッド(スウェーデン)40分
常山幹太(日本)②〔21−8、21−6〕0●ジョージ・ジュリエン・ポール(モーリシャス)29分
石宇奇(中国)②〔21−8、21−9〕0●マシュー・アベラ(マルタ)29分
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−13、21−8〕0●ゲルゲリー・クラウツ(ハンガリー)32分
諶龍(中国)②〔21−10、21−9〕0●ラウル・マスト(エストニア)41分
【女子シングルス】
グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔21−11、21−8〕0●ザ・タール・トゥザール(ミャンマー)28分
プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔21−7、21−10〕0●ケセニア・ポリカルポワ(イスラエル)29分
陳雨菲(中国)②〔21−5、21−3〕0●ドーハ・ハニー(エジプト)20分
奥原希望(日本)②〔21−17、21−4〕0●イボンヌ・リ(ドイツ)40分
ミシェル・リー(カナダ)②〔21−8、21−9〕0●ニッテ・アレジャンドラ・ソトマヨール(グアテマラ)27分
何冰嬌(中国)②〔21−6、21−3〕0●ファシマス・ナバーハ・アブドゥル・ラザーク(モルディブ)20分
ミア・ブリックフェルト(デンマーク)②〔21−7、21−14〕0●シュアンユ・ウェンディ・チェン(オーストラリア)36分
【男子ダブルス】
催率圭/徐承宰(韓国)②〔21−14、21−8〕0●ホーシュエ/ヤクラ(カナダ)33分
遠藤大由/渡辺勇大(日本)②〔21−19、21−19〕0●イワノフ/ソゾノフ(ロシア)45分
【女子ダブルス】
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−19、24−22〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)58分
トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)②〔15−21、21−19、22−20〕1●李紹希/申昇瓚(韓国)76分
【混合ダブルス】
ラムスフス/ハートリッチ(ドイツ)②〔21−12、21−15〕0●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)39分
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−9、21−15〕0●ジケル/デリュー(フランス)33分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−12、21−18〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)40分
ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔24−22、21−19〕0●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−15、22−20〕0●タベリング/ピキ(オランダ)36分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images