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【東京五輪】奥原は複雑な思いの中で、初戦勝利! 遠藤&渡辺は決勝T進出に近づく2勝目! <2日目レポート-1>

7月24日に開幕した東京2020オリンピックのバドミントン競技。25日は、前日に引き続き、各種目の予選リーグが行なわれた。午前10時にスタートしたデイセッションでは、男子シングルスの常山幹太、女子シングルスの奥原希望が初戦に臨んだ。また、24日に初戦で勝利している男子ダブルスの遠藤/渡辺は、早くも2勝目を挙げている。

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リオ五輪で銅メダルを獲得し、今大会前には「リオで銅に終わった悔しさを晴らす」と語ってきた奥原。初戦の相手となったドイツ選手は、世界ランク22位だが、試合序盤から1-8と7点差をつけられる苦しいスタートだった。第1ゲーム終盤までリードを許す展開が続いたが、最後は奥原らしい勝負強さを発揮。17オールから3連続得点で突き放すと、続く第2ゲームは4点に抑えてストレートで勝利した。

試合後、「このコートに立つ怖さ、難しさを感じた。いろんな感情があった」と話した奥原。「せっかくオリンピックが開催されるといううれしい気持ちがある反面、国民全員に支持されているわけではないオリンピックというものについて考えることはもちろんあった。そんな中でも多くのボランティアの皆さんがサポートしてくださっている。そうした皆さんの気持ちも考えたりと、自分の中で、勝手に複雑な思いを抱いてしまっていた」と目に涙をためながら、自身の胸の内にある葛藤を語った。

また一方で、「こんなふうに感じる自分の素直な気持ちを大事にしながらも、コートに入ったら、しっかり切り替えなきゃいけない」と、次戦に向けて、気持ちの切り替えを課題とした。

同じく初戦に臨んだ男子シングルスの常山幹太は、世界ランク84位のモーリシャス選手に、21-8、21-6で快勝している。

予選リーグ2試合目となった遠藤/渡辺は、ロシアのイワノフ/ソゾノフと対戦。世界ランク4位の遠藤/渡辺に対し、相手は世界ランク14位とランキングでは差をつけているものの、対戦成績は過去1勝2敗。今回も終始接戦の展開が続いたが、ゲーム終盤で確実にポイントを重ねた遠藤/渡辺が、21-19、21-19で勝利。リーグ2連勝で決勝トーナメント進出へ大きく近づいている。

日本勢の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

常山幹太(日本)②〔21−8、21−6〕0●ジョージ・ジュリエン・ポール(モーリシャス)29分

【女子シングルス】

奥原希望(日本)②〔21−17、21−4〕0●イボンヌ・リ(ドイツ)40分

【男子ダブルス】

遠藤大由/渡辺勇大(日本)②〔21−19、21−19〕0●イワノフ/ソゾノフ(ロシア)45分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

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