7月25日に行なわれている東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森 総合スポーツプラザ)2日目は、各種目の予選リーグを実施。女子シングルスに登場した奥原希望は、ドイツ選手を2-0で制しリーグ初戦を白星で飾った。ここでは、奥原の試合後のコメントを紹介する。
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■女子シングルス・予選リーグ(グループE)
結果:イボンヌ・リ(ドイツ)に2-0で勝利
奥原 とにかく勝ててよかったですが、ホッとしている気持ちと、このままではダメだなという気持ちがあります。このオリンピックに、このコートに立てる幸せな気持ちと、自分がこのコートに立つ怖さというか、難しさ、いろんな感情がグルグルしてしまった試合でした。
1ゲーム目のインターバルの後、(その気持ちを)切り替えてプレーに集中できたと思います。ただ、本来ならコートに入り直す前に(頭の中に)言葉が降ってきて、それを自分に言い聞かせているのですが、その言葉が全然降りてこなくて。自分の中で、まだ整理がついていないというのを感じたので、きっとそれが試合の序盤に大量リードされた原因なのかなと思いました。
(気持ちをどう切り替えたか?)自分のやるべきこと、プレーでやるべきこと、それは動きだったり、ショットだったり、戦略だったり、それらをしっかり考え直しました。あとは、私も昨日はいろんな競技を見ていたのですが、同じように、本来なら会場にいるお客さんが画面を通して見ていると思いましたし、応援してくれる方の存在を思い出すことができました。それも大きかったなと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/Getty Images